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プレスリリース

1-J その他の分野2018/02/13

JT-60SA超伝導トロイダル磁場コイルのアントノフ輸送機による空輸について
(お知らせ)

※輸送の様子を2月17日(土)午前6:50からニコニコ生放送で配信します。

 




 


お知らせ

 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 平野俊夫)那珂核融合研究所(茨城県那珂市)において、日欧協力により建設を進めている核融合実験装置JT-60SAの超伝導コイルが、世界最大級の輸送機アントノフにより欧州から空輸されることになりましたので、下記のとおりお知らせいたします。
 
 JT-60SAの建設では、日欧双方が超伝導磁場コイル、ヘリウム冷凍機システム、電源設備等の構成機器を分担して製作しています。今回空輸される超伝導トロイダル磁場(TF)コイルは、欧州が製作を分担しており、高さ7メートル、重量20トンにも及ぶ巨大な機器です。JT-60SAでは、このTFコイル18体をトカマク本体に据え付けます。平成28年からこれまで順次船舶により日本に輸送され、現在13体までの据付けが完了しています。今般、最後の2体が、世界最大級の輸送機アントノフによりフランス・ヴァトリー国際空港から中部国際空港に空輸されることになりました。

 
1.到着日時
   平成30年2月17日(土) 7:00頃
 
2.場所
    中部国際空港(セントレア)
  (住所 愛知県常滑市セントレア一丁目1番地)
   http://www.centrair.jp/access
 
3.その他
 空港到着後のTFコイルの荷卸し作業は、立入制限エリアにて実施しますので、現地で取材をお受けすることはできません。予めご了承ください。後日、ご質問等をお受けするとともに、ご希望の方には撮影した写真やビデオ映像等をお渡しいたします。
 
                                         以上



輸送機アントノフ



 



機内に格納される2体のTFコイル



 

参考

日欧協力により製作・組立てを行う超伝導トロイダル磁場コイル

 

 JT-60SAは、核融合エネルギーの実現に向けて、高性能な高温プラズマを安定に生成・維持するための研究開発を行うトカマク型実験装置であり、磁場の力によって高温プラズマを真空容器内に閉じ込めます。高温プラズマを長時間(約100秒)にわたって維持するため、極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導導体を用いた超伝導コイルを採用しています。運転時には、マイナス269℃のヘリウムで極低温冷却して超伝導状態を維持します。
 那珂核融合研究所では、閉じ込め磁場を生成する磁場コイルの一つである超伝導トロイダル磁場コイルのJT-60SAへの据付けを行っています。このコイルは、欧州が製作、日本が据付けを担当しており、合計18体で構成されます。現在までに340度分の接続が完了しているトカマク本体の20度分の隙間からコイルを挿入して回し込み、13体の据え付けが完了しています。

 


超伝導トロイダル磁場コイルの
JT-60SAトカマク本体への据付けの様子(最終コイル)
 

 

 

超伝導トカマク型実験装置JT-60SA完成図




JT-60SAトカマク本体へ据付けを完了した
13体のトロイダル磁場コイル
 

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