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2-B放射線医学研究開発部門2018/10/29

第3回MRIアライアンス国際シンポジウムを開催しました
 

 平成30年10月12日(金)に日本科学未来館(東京・台場)にて、第3回MRIアライアンス国際シンポジウムを開催し、企業・アカデミア、研究者、そして一般の方々も含めて、104名の方にご参加いただきました。

  吉田光成研究振興戦略官(文科省)から、アカデミアと企業の連携におけるMRIアライアンスやそのほかのQSTのアライアンス事業への期待を込めたご挨拶でシンポジウムが始まりました。
 セッション1では、「先端量子技術:超偏極の最先端と実用化への期待」をテーマに、欧米では生体の代謝物を高感度で可視化してがん診断などに応用が始まっている超偏極技術の創始者であるJan Henrik Ardenkjær-Larsen博士(デンマーク工科大学)の基調講演を皮切りに、米国、日本両国における同技術研究の第一人者である山本和俊博士(NCI/NIH)、山東信介博士(東京大学)による招待講演がそれぞれ行われました。
セッション2では「機能・代謝イメージングの基礎研究」というテーマの下、釣木澤朋和博士(NeuroSpin)による招待講演が行われました。
 各部の後半ではパネルディスカッションも実施され、会場から医療現場での使用を想定した場合の質問などが寄せられ、Larsen博士を中心に、超偏極研究の第一人者の皆様による実用化に向けた課題・期待などについて活発な討論が行われました。また、脳機能計測及び拡散MRIについて双方向的な議論が行われ、会場からはパネリストをうならせる質問もありました。
 
 続いて、未来ラボ「量子制御MRI」の紹介が青木GL及び大島上席研究員(QST)より行われた後、セッション3では「先端技術の実用化、そのステップと産学官連携のあり方」と銘打ち、吉川宏起博士(駒澤大学)及び奥平審査役補佐(PMDA)からご講演を頂き、MRIの進化及び医療機器等の承認に係る実情をお示し頂きました。その後、奥篤史量子研究推進室長(文科省)をはじめ、JST及びAMEDの事務官、大学の医師により活発なディスカッションが行われました。日本国内における産学官連携の課題や今後望まれる取組などについて意見交換するとともに、医療機器承認に求められる条件など、現状を如実に反映した発言も出るなど、今後益々連携が望まれることを参加者全員が実感しました。
 
 過去2回のシンポジウムに続いて今回のシンポジウムも世界最先端の研究成果と、その実用化・今後の取組が紹介され、質疑・意見交換が白熱し、セッション枠を大きく超過するほどの議論が交わされ、実りある集いとなりました。放医研では、アライアンス事業を利用し、より一層日本の産学官連携が推進されるよう、努めて参ります。多くの皆様のご参加、誠にありがとうございました。


Larsen博士の基調講演



セッション1のパネルディスカッションの様子



集合写真

 

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