超高真空、高温及び放射線環境下で、大型核融合装置に適用可能な長尺ロゴスキーコイルを開発しました。
シーズの特徴(成果含む)
- 大型の核融合装置に適用可能で、超高真空、耐熱性(200℃〜300℃)、かつ耐放射線性が要求される過酷な環境下で電流を計測できます。
- これまでの耐熱性、耐放射線性を持つものと比較して、電流変化を高速で計測できます。

○従来方式のMI(Mineral-insulated)ケーブルを用いないで、シースヒータ形式のロゴスキーコイルを開発。
○最長16m、外径10mmの長尺ロゴスキーコイルを製作、更に長尺化可能。
○絶縁皮膜の無い銅線を無機物(酸化マグネシウムMgO)で電気絶縁。
○芯線が太いため、断線し難い。
○周波数特性が良い。
○曲げに強い。
アウトカム
大電流(メガアンペア)の計測
知財等関連情報
国内特許:登録番号5594802
国際特許:国際出願番号1457087(フランス)
1) Fusion Eng. Des. 96–97 (2015) 985–988
アウトカムに至る段階
応用
連携希望企業
エネルギー、機械関連企業
担当者
核融合エネルギー部門
那珂核融合研究所トカマクシステム技術開発部
JT―60システム統合グループ
武智 学