2極コネクタの嵌合部構造

高温及び放射線環境下の核融合装置内で使用可能であり、かつMIケーブルの接続が容易な高耐電圧のコネクタを開発しました。

シーズの特徴(成果含む)

  • 耐熱性(200℃〜300℃)、耐放射線性を求められる過酷な環境下で、かつパッシェンミニマムな圧力条件付近にて高い耐電圧性(1 kV)を有しています。
  • MI(Mineral-insulated)ケーブルの接続、取り外しが容易な構造となっています。
2極コネクタの嵌合部構造

○セラミックスリーブの接触部を互い違いにすることで接続性と耐電圧性を両立。
○装置内でのMIケーブルの加工、ロー付け、接続箱のシール溶接が不要。
○原子力関連装置、高エネルギー実験装置などへの応用が期待される。

アウトカム

コネクタ

知財等関連情報

1) 国内特許:出願番号2016-023753
2) Fusion Eng. Des. 123 (2017) 965–968

アウトカムに至る段階

応用

連携希望企業

エネルギー、機械関連企業

担当者

核融合エネルギー部門
那珂核融合研究所トカマクシステム技術開発部
JT―60システム統合グループ
武智 学