放射線の生物学的線量測定に必要となる染色体を見るために、分裂中の細胞を自動的に検出する装置を、顕微鏡の自動化と画像処理技術によって作りました。
シーズの特徴(成果含む)
- 放射線の計測方法のひとつに、生物学的線量計測法があり、そのための試料としてよく用いられているものに、染色体に見られる二動原体型異常がある。
- しかし、線量が低い場合、あるいは被験者が多い場合には多数の細胞を顕微鏡で観察する必要があり、自動化による作業の支援が求められていた。
- そこで、放医研では早くからこの装置に着目し、技術開発を進めており、分裂中の細胞を自動的に検出する、今までよりも小型で、安価で計測速度の速い試作機を作成。

○ 染色体の異常を検出する自動解析装置へ向けて前進
アウトカム
線量測定用染色体自動解析装置の開発
アウトカムに至る段階
実用化段階
連携希望企業
ソフトウェアメーカー、光学機器メーカー、
計測機器メーカー、医療機器メーカー
担当者
量子医学・医療部門
放射線医学総合研究所
研究企画部重粒子線がん治療普及推進グループ
古川 章