バルーンを用いた臓器診断法

医療分野では、治療を行う際に様々な生体情報を必要としますが、本技術は治療で使われるバルーンカテーテルを改良することなく利用し、臓器の運動などの生体情報を計測する技術です。

シーズの特徴(成果含む)

医療分野では、管腔臓器が狭窄したり閉塞した場合などにバルーンカテーテルが使われますが、体内にカテーテルが挿入されたとしても臓器の状態は不明であり、正確な診断が困難でした。本手法は、バルーンを拡張する接続弁に圧力センサを接続することにより臓器の運動状態を診断できる技術です。本手法の特徴は、全身様々な場所で使われるバルーンカテーテルに対して導入することができる点にあります。

バルーンを用いた臓器診断法

アウトカム

消化管では薬剤の種類が少ないため新薬の開発などが期待されます

 

知財等関連情報

特許第4934847号
「イレウスチューブ型小腸内圧計測及び小腸内視システム」,平成24年3月2日登録

アウトカムに至る段階

胃・小腸運動計測では臨床試験を実施中

連携希望企業

薬剤メーカー
カテーテル開発製造メーカーなど

担当者

量子ビーム科学部門
関西光科学研究所光量子科学研究部
レーザー医療応用研究グループ
岡 潔