高崎量子応用研究所TIARAで加速したイオンビームで突然変異を誘発し、植物の新品種や微生物の新機能株を作出します。
シーズの特徴(成果含む)
- 深度制御種子照射装置を用いて植物や微生物試料にイオンビームを照射します。
- イオンビームによる変異の特徴として、1)変異の誘発率が高い(少ない試料、狭い施設での変異体選抜が可能)、2)変異の幅が広い(新しい遺伝資源の創成が可能)、3)変異する箇所が少ない(目的形質のワンポイント改良が可能)ことを明らかにしました。
- 照射前後の試料の取り扱い、線種・線量の決定、変異体選抜に豊富な経験があります。

○これまでに、省力栽培輪ギク、新花色のカーネーションや芳香シクラメン、高環境浄化能を持つ壁面緑化植物、吟醸酒特有の香気成分を高生産する新規清酒酵母など40以上の植物新品種・微生物新機能株を実用化。
アウトカム
植物新品種、微生物新機能株
知財等関連情報
1) キク品種「立神」(品種登録 第26326号)
2) 長谷純宏放射線化学, 100, 86-88(2015)
3) 増渕隆他バイオインダストリー, 30, 65-71(2013)
アウトカムに至る段階
製品化段階
連携希望企業
バイオ・種苗関連企業
担当者
量子ビーム科学部門
高崎量子応用研究所放射線生物応用研究部
大野 豊