鋼板内部の応力分布測定

変圧器の高効率化・省エネルギー化を実現するため、鋼板における応力と磁区細分化メカニズムの関係を解明する。

シーズの特徴(成果含む)

  • ⾼エネルギー放射光x線の材料に対する⾼い透過⼒を活かし、⾮破壊で⾦属材料内部のひずみ、応⼒分布計測ができます。
  • 鉄鋼材料であれば最⼤10mm厚、アルミニウムであれば最⼤50mm厚の材料中のひずみ、応力が50μm以下の空間分解能で測定できます。
  • ⾼温中、負荷中など実使⽤環境を模擬した状態でのひずみ、応⼒計測ができます。
鋼板内部の応力分布測定

○ 複雑な内部応力分布導出に成功。打ち込んだピーニング(レーザー加工)から内部の磁区構造予測プログラムへ適用

アウトカム

構造材、モーター部品

 

知財等関連情報

K. Iwata, T. Shobu, et al., Journal of Applied Physics 117, 17A910 (2015).

アウトカムに至る段階

応用段階

連携希望企業

鉄鋼メーカー、自動車メーカー

担当者

量子ビーム科学部門
関西光科学研究所
放射光科学研究センター高圧・応力科学研究グループ
城 鮎美