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量子イメージング創薬アライアンス「次世代MRI・造影剤」

掲載日:2019年5月9日更新
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青木先生資料海外では創薬において、生体の形状(形態)、機能、そして代謝を詳細に調べることが出来るMRIの活用が盛んで、各製薬メーカーは独自に高磁場MRI装置を保有して、創薬の迅速化に生かしています。しかし、国内では装置数と専門の研究者・技術者が少ないこと、有用性の認識が広まっていないこと等から十分に活用されていません。
量研には、(1)臨床装置の2倍以上の磁場強度と感度を持ち、独自に開発した7テスラMRI装置、(2)50ミクロンを超える高分解能で脳やがんの微細構造を安全に計測できる高解像MRI装置、そして、(3)臨床用のMRIと同じ磁場強度を持ち簡便に計測できる1テスラ小型MRI装置の3台が常時稼動し、前臨床応用における高い技術力と多数の研究成果を誇っています。
そこで、量研を「前臨床MRI装置と技術・人材を提供する拠点」と位置付け、創薬を中心とした企業が持つ課題を解決するために、産学の要素技術を結合する「場」であるアライアンス(略称:MRIアライアンス)を提供し、協働で開発を進めることとなりました。
加えて、最近、臨床用のMRI造影剤に対して、潜在的な毒性や環境汚染に対する懸念が指摘され、将来的には、より安心して利用できる、安全性が高く、より高機能なMRI診断薬の開発が求められています。例えば、病気に反応して信号がONになる造影剤、あるいは治療薬と似た構造で病巣への集積を事前にチェックできる「コンパニオン造影剤」などの開発も目標の一つです。こうした将来へ向けた研究開発を早い段階で企業、そして大学や他の研究機関と共同で取り組むことで、より実用化を意識した開発の方向性を得ることが出来、また知的財産の共有にも繋がります。
参加企業・団体は、全体および個別会合による議論・情報共有に加えて、企業ニーズあるいは技術シーズに基づく「予備実験」を実施しながら、共同で有望な開発目標の設定を試みます。これまで多数の研究成果を創出してきた量研の高磁場MRIと関連技術を基盤に、多様な疾患に対応し、より高精度に病気を評価できるような「薬剤開発に役立つMRIソリューション」を、企業ニーズに基づき、物理・化学・薬学・生物学を網羅した量研の研究スタッフと共に開発を目指します。また、単に量研と企業間の閉じた関係ではなく、オールジャパンでの要素技術を結集した産学連携による、創造的な開発枠組を構築します。

主な研究開発拠点:放射線医学総合研究所(千葉県千葉市)
研究代表者:青木伊知男(分子イメージング診断治療研究部 チームリーダー、量子生命科学領域 統括グループリーダー)
参加団体(50音順):アステラス製薬(株)、興和(株)、第一三共(株)、(株)ブレイゾン・セラピューティクス、(国研)理化学研究所


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