人材育成センターでは、学生や専門家(技術者、研究者、医療従事者など)を対象として、放射線の基礎から応用に係る様々な研修を実施しています。1959年に養成訓練部として設置されて以来、時代の要請に応じて研修内容を見直しつつ運営され、2017 年までに約 16,200 名の研修生を送り出してきました。当研究所の特色を活かし、放射線の専門家による講義、放射線発生装置を始めとした所内の様々な施設や放射線測定器などを使った実習、グループ討議中心の課題解決型演習など、双方向的な学習を通じて、放射線や放射線利用を具体的に理解できるよう、充実したプログラムを多数用意しています。
研修棟前景
研修生数の推移
研究テーマ
1. 人材育成
1) 放射線の専門家・指導者養成
放射線の利用に係る技術者の養成や、放射線被ばく事故時の対応に係る初動対応者や医療関係者として必要な専門知識を学ぶ研修を行っています。
NIRS被ばく医療セミナーでの実習風景
研修への応募はこちら:研修課程募集案内
2) 若手人材育成
放射線関連分野で活躍する若い人材を育成するために大学生や若手社会人向けに研修を実施しています。
特設サイトはこちら:実践的に放射線を学ぶ「学生・若手社会人向け4種の研修」
研修への応募はこちら:研修課程募集案内
3) 教育支援
一人一人のこどもたちが社会における放射線の利用に関して科学的根拠に基づいて理解し、他方では放射線リスクを適切に判断し、安全・安心に対応できる力を育む教育支援を行っています。
中学校への出前授業風景
研修への応募はこちら:研修課程募集案内
出前授業についてのお問い合わせ:training-nirs@qst.go.jp
2. 放射線教育開発
放射線の理解が効率よく進むように、教育方法、教材などを開発しています。また、様々なツールを取り入れより魅力的な講義・実習となるように、情報収集、研究も行っています。
実習の風景:この実習では、与えられた課題に対し、必要な装備・機器・検査方法についてグループで討論、選択し、限られた時間内で対処・解決を図ります。特に対応力・応用力を培う目的で開発しました。
組織体制
- 研修業務課
- 教務課