現在地
Home > 量子医学・医療部門 > 放射線影響研究

量子医学・医療部門

放射線影響研究

掲載日:2020年11月27日更新
印刷用ページを表示

2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故以来、少量ずつ長期間被ばく(低線量率被ばく)した際の影響への不安の高まりや、特に子どもに対する放射線治療やCT検査など医療放射線の使用機会の増加を背景に、QSTでは低線量率被ばくが発がんに及ぼすリスクの解明などの研究を行っています。

最近の成果としては低線量率被ばくによる乳がん発症リスクの研究が挙げられます。乳腺は放射線の影響を受けやすい臓器の一つです。ラットによる実験の結果、被ばくした総量は同じでも、低線量率被ばくではがん発症リスクが下がることを確認しました。

今後は乳線同様に放射線の影響を受けやすいといわれる、その他の臓器のがんについても低線量率被ばくによる発がんリスクの研究を進める予定です。さらに、がんやその元になる幹細胞に放射線特有の遺伝子変異があるかを調べ、被ばく時の線量率や年齢によってリスクに違いが生じるメカニズムの解明にも取り組んでいきます。

動物実験の結果がそのままヒトにも当てはまるとは言い切れませんが、従来はわからなかったことを科学的に、できるだけ分かりやすい形で説明できるデータを提供し、被ばくによる発がん影響に対する皆さんの不安に科学的知見で応えていきます。

インタビュー

 

放射線影響研究の概要紹介インタビューページへのボタン

「じわじわ」被ばくへの不安に科学的知見で応える(放射線影響研究の概要)

インタビューイー

最先端装置を活用し、被ばくによるがん発症メカニズムの解明に挑む

森岡孝満研究統括

次世代につなぐJ-SHAREプロジェクト‐子どもの被ばく影響研究における動物実験資料をアーカイブ化

 

近年の主なプレスリリース​

上記を含む、量子医学・医療部門のプレスリリース

関連リンク