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高崎量子応用研究所

研究課題1 - プロジェクト環境資源材料研究

掲載日:2018年12月26日更新
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反応効率の高い新しいグラフト重合反応の研究

 放射線グラフト重合技術により作製した繊維状金属吸着材は、市販の粒状樹脂と比較して、取り扱いが簡便であるとともに、吸着速度が極めて速いという特長が あります。しかしながら、アルコールなどの有機溶媒を使用する従来の作製方法では、多量の放射線照射が必要であり、コスト高が否めないという問題がありました。
 当プロジェクトでは、有機溶媒の代わりに、石鹸の作用をもつ界面活性剤を用いて、試薬(モノマー)を水に均一に分散させることにより、グラフト重合効率 が著しく向上することを見出しました。この有機溶媒を使用しない、環境にも優しい手法が「エマルショングラフト重合」であり、従来の1月10日以下の放射線量で吸着材を作製できるようになりました。エマルショングラフト重合の利用により、グラフト重合に要する線量の低減化だけでなく、試薬・溶媒の使用量の低 減化、ならびに、反応時間の短縮化を実現したことで、製造コスト・環境負荷の軽減が可能となりました。

反応効率の高い新しいグラフト重合反応の研究の画像

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