用語集<さ・サ行>

掲載日:2022年10月17日更新
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さ・サ

し・シ

​実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental autoimmune encephalitis)

実験的自己免疫性脳脊髄炎は、脳炎の動物モデルである。ミエリン蛋白などの特定のタンパク質をマウスに注射すると、自己免疫性の脳脊髄炎を発症する。

自閉スペクトラム症(Autism spectrum disorder/ASD

社会性の障害や、限定的で反復性のある行動・興味などを主徴とする発達障害。発症には多くの遺伝的要因の関与が示唆されている。当事者に対して行動観察検査や面接を実施することで診断が確定する。近年行われた疫学調査では、子供におけるASDの発生率は2〜3%程度と報告された。

脂肪組織由来幹細胞(Adipose tissue-derived stem cells)    

脂肪組織から採取された体性幹細胞(用語「幹細胞」参照)。

受容タンパク質(Receptive protein)

化学物質の結合や光の吸収などによる物理的な働きを受けて、細胞外のシグナルを細胞内シグナルに変換する際の起点となるタンパク質。

人工多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cell/iPS細胞)

山中伸弥 京大教授が樹立したマウスの皮膚細胞(線維芽細胞)に4つの遺伝子を導入することでES細胞と同様の分化万能性をもたせた細胞のこと。iPS細胞は見た目も機能もES細胞と類似した万能細胞である。

深層ニューラルネット(Deep neural network)

人工知能の技術の一つ。脳内の神経細胞(ニューロン)を模倣した素子から設計されたネットワーク型の計算システムをニューラルネットと呼び、その中でも階層的な構造をもち、かつ、層の数が多いタイプのものを深層ニューラルネットと呼ぶ。

振動分光法(Vibration spectroscopy)

物質に電磁波を照射し、透過あるいは反射光を分光することでスペクトルを得て、物質の特性を知る方法。

す・ス

せ・セ

そ・ソ

 

初版:2022年10月17日公開