ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

量子センシング

ページID:0079608 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

サブプログラムディレクター 
大島 武(おおしま たけし)​
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高崎量子技術基盤研究所 量子機能創製研究センター センター長​

研究の概要 

産学の幅広いユーザが量子計測・センシング技術を理解し利活用できるようにするため、量子センサの利用・試験・評価環境の構築等を進めます。また、超高感度な量子センシングやこの基盤となる量子マテリアル・デバイスの利活用が期待される様々な領域でのユースケースの開拓、次世代の安全・安心・高信頼インフラの構築への貢献が期待できる光格子時計ネットワークのための超高精度時間周波数配信装置の開発・実用化を目指します。

こうした取り組みの結果として、多様な企業・人材の新規参入を促しつつ、健康・医療、エネルギー、自動運転、通信、防災、資源探査等の多岐にわたる分野での量子計測・センシング技術の利活用や、AI、ビックデータ、IoT等と組合せた技術の発展を実現します。


研究開発テーマC-1
量子センシング等の利用・試験・評価環境の構築

多様な分野の企業・大学等が、量子センシング・量子マテリアル等を容易に利用・試験・評価できる環境(ユーザビリティ向上のための支援体制やユーザ同士の協調等を促進する産学官の体制も含む)を構築します。

研究チームC-1a
固体量子センサの社会実装促進に向けた実践環境の構築

研究開発責任者: 大島武(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)
共同研究機関: 国立大学法人東京工業大学、国立大学法人東北大学、国立研究開発法人物質・材料研究機構、株式会社豊田中央研究所、一般財団法人電力中央研究所、株式会社 Quantum Zero、京セラ株式会社、豊田工業大学、株式会社OOYOO 

研究チームC-1b
量子コンピュータ・センサーハードウエアコンポーネントテストベッドの構築

研究開発責任者: 金子晋久(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
​共同研究機関: 国立大学法人東京大学


研究開発テーマC-2
量子センシング等を利用したユースケース開拓・実証

従来よりも格段に高精度・高感度なセンシングを可能とする量子センシングやこの基盤となる量子マテリアルの利活用が期待される様々な領域(健康・医療、エネルギー、自動運転、防災、資源探査等)において、新産業創出や生産性向上等の新たな価値を創出するユースケースの開拓・実証を行う。

研究チームC-2a
超偏極利活用プラットフォームの整備とトリプレットDNPによるがん治療効果判定技術の開発 

研究開発責任者: 根来誠(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)
共同研究機関: 国立大学法人東京大学、国立大学法人大阪大学、大陽日酸株式会社、SAIL テクノロジーズ株式会社

研究チームC-2b
ダイヤモンドNVセンターによる革新的量子電力センシング

研究開発責任者: 天谷康孝(国立研究開発法人産業技術総合研究所) ​
共同研究機関: 国立大学法人東京工業大学、ニッコーム株式会社

研究チームC-2c
量子スピンセンサの開発とユースケースの開拓・実証

研究開発責任者: 大兼幹彦(国立大学法人東北大学)​
共同研究機関: スピンセンシングファクトリー株式会社、大塚製薬株式会社、三菱電機株式会社、UniMedical株式会社、学校法人東北医科薬科大学

研究チームC-2d
超早期体外診断のための量子診断プラットフォーム — 多様な疾病の簡便・安価な超早期診断を実現する量子リキッドバイオプシーの創製

研究開発責任者: 岡田康志(国立研究開発法人理化学研究所)​
共同研究機関: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、コニカミノルタ株式会社


研究開発テーマC-3
超高速通信・モビリティ等を支える時空間ビジネス基盤の構築

将来の超高速通信やモビリティ(超高精度な位置決め)等を支える超高精度な時間・周波数信号(光格子時計を活用)を配信する「時空間ビジネス基盤」を構築します。

研究チームC-3
光格子時計精度の周波数信号の光ファイバ配信インフラストラクチャ技術

研究開発責任者: 大前宣昭(学校法人福岡大学) 
共同研究機関: 株式会社アイシン、日本電信電話株式会社、シグマ光機株式会社​