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SIP3量子課題紹介

ページID:0079398 更新日:2025年3月19日更新 印刷ページ表示

課題紹介 

​先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進 

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、総合科学技術・イノベーション会議が府省・分野の枠を超えて自ら予算配分して、基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据えた取組を推進する国家プロジェクトです。 

SIP第3期課題「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」では、最先端の技術者による社会実装を通じて量子技術の活用を図るとともに、量子技術の活用者のすそ野を広げることで、Society 5.0 の進展を加速することを目指しています。SIP第3期課題「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」は、4つのサブ課題(量子コンピューティング、量子セキュリティ・ネットワーク、量子センシング、イノベーション創出基盤)で構成され、それらのサブ課題には、具体的な研究開発目標を掲げた研究開発テーマが設定されています。 

研究開発計画 
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip_3/keikaku/13_ryousi.pdf 

 

プログラムディレクター
寒川 哲臣(そうがわ てつおみ) 
日本電信電話株式会社 
先端技術総合研究所 常務理事 基礎・先端研究プリンシパル ​

プロジェクトマネージャー、サブプログラムディレクター(全体総括) 
平山 祥郎(ひらやま よしろう)
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 
SIP推進センター センター長

SIP3量子の実施体制

SIP3量子の体制図

ミッション 

量子技術においては、既に「量子未来社会ビジョン」において 2030 年時点の目標として以下が設定されており、本課題においてはこれをミッションとして達成を目指します。  

  • 国内の量子技術の利用者 1000 万人  

  • 量子技術による生産額 50 兆円規模  

  • 未来市場を切り開く量子ユニコーンベンチャー創出
    5つの視点での取組

量子未来社会ビジョン~量子技術により目指すべき未来社会ビジョンとその実現に向けた戦略~ 
​内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局(令和4年4月22日 )

 

サブ課題 

量子技術を構成する主要分野である「量子コンピューティング」「量子セキュリティ・ネットワーク」「量子センシング」と、これらに共通する基盤要素である「イノベーション創出基盤」をサブ課題に設定します。 

量子コンピューティング

研究開発テーマA-1 量子・古典ハイブリッドテストベッドの利用環境整備 
研究開発テーマA-2 新産業創出・生産性向上等に貢献するユースケース開拓・実証
研究開発テーマA-3 量子コンピュータ・ソフトウェアのベンチマーク開発および国際標準策定
研究開発テーマA-4 大規模量子コンピュータシステムに向けたロードマップ等作成

量子セキュリティ・ネットワーク 

研究開発テーマB-1 量子セキュアクラウドを用いた高度情報処理基盤の構築
研究開発テーマB-2 高度情報処理基盤を活用したユースケース開拓・実証
研究開発テーマB-3 プライバシーなどを保護しつつデータ解析ができる秘密計算などの活用

量子センシング

研究開発テーマC-1 量子センシング等の利用・試験・評価環境の構築
研究開発テーマC-2 量子センシング等を利用したユースケース開拓・実証
研究開発テーマC-3 超高速通信・モビリティ等を支える時空間ビジネス基盤の構築 

イノベーション創出基盤

研究開発テーマD-1 新事業・スタートアップ企業の創出・支援
研究開発テーマD-2 教育プログラムの開発と実践
研究開発テーマD-3 アイデア発掘
研究開発テーマD-4 エコシステム構築 

社会実装に向けた SIP 期間中の達成目標 

本課題では、量子技術と従来型(古典)技術の融合(ハイブリッド)により、コンピューティング、センシング、通信の性能を向上させることで「現実の社会・産業課題の具体的な解決事例」を創出します。これにより、SIP 期間後にも人材と投資を継続的に惹きつけ続けることで、研究開発、社会実装、人材の育成・確保の基盤を固め、上記ミッションの達成に向けた目途をつけることを SIP 期間中の達成目標とします。 

 

SIP3量子パンフレット

SIP3量子パンフレット [PDFファイル/3.89MB]

内閣府SIP/BRIDGEサイト
https://www.sip.go.jp/sip/13.html

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