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イノベーション創出基盤
サブプログラムディレクター
岡田 俊輔(おかだ しゅんすけ)
一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR) 実行委員長
研究の概要
「イノベーション創出基盤」では、他3つのサブ課題の成果をベースとしたイノベーション創出の基盤となる、新事業・スタートアップの創出・支援、人材育成、アイデア発掘、エコシステム構築を中心とした取り組みを実施します。
他サブ課題とも連携した量子技術の研究成果や実用化・事業化等に関する積極的な情報発信や、シーズ企業(研究開発成果)とニーズ企業とのマッチングを図るためのエコシステムの仕組みや体制等を構築することで、ユーザ企業や投資家の関心を高め、投資や人材を惹きつけます。それと並行してビジネスコンテストによるビジネスアイデア・人材の発掘、人材育成プログラムの開発・実践による人材育成を進め、資金と人材を量子技術への流入を促進します。
研究開発テーマD-1
新事業・スタートアップ企業の創出・支援
量子分野のような新興市場では、これまでにない新しい事業・サービスの創出が期待されるとともに、スタートアップ企業が有望なプレイヤーとして期待されます。このため、各分野での研究成果やテストベッド等を活用した新事業(既存企業における新たな事業の立上げも含む)やスタートアップ企業の創出・支援を実施します。
研究チームD-1
新事業・スタートアップ企業の創出・支援
研究開発責任者: 大関真之(国立大学法人東北大学)
研究開発テーマD-2
教育プログラムの開発と実践
次代の産業人材を育成・指導できる高度な人材や産学の幅広い分野の若手人材(学生、研究者・技術者、経営者(アントレプレナー人材を含む)等)を対象とした教育プログラムの開発・提供等を通じて、産学の裾野広い人材の育成・確保を図ります。
研究チームD-2
産学連携による量子人材育成プログラムの開発と実践
研究開発責任者: 根本香絵(沖縄科学技術大学院大学(OIST))
共同研究機関: 一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)、株式会社スキルアップNeXt
研究開発テーマD-3
アイデア発掘
量子技術を活用した事業・サービスやビジネスアイデアを競うコンテスト(ピッチコンテスト、アイデアソン/ハッカソン等)の企画・開催等を通じて、量子技術を活用した新たな事業・サービス・アイデアを発掘・創出する仕組みや体制を構築します。
研究チームD-3a
量子コンピュータを活用した新事業を共創する研究開発基盤
研究開発責任者 大関真之(国立大学法人東北大学)
研究開発テーマD-1「新事業・スタートアップ企業の創出・支援」で実施。
研究チームD-3b
Q-LEAP等の成果を広く提示し自ら体験できるコンテンツの開発
研究開発責任者: 根本香絵(沖縄科学技術大学院大学(OIST))
共同研究機関: 株式会社スキルアップNeXt
研究開発責任者: 大島 武(国立研究開発法人量子科学術研究開発機構)
共同研究機関: 国立大学法人東京科学大学
研究開発テーマD-2「産学連携による量子人材育成プログラムの開発と実践」の人材育成の一環として、研究チームC-1a「固体量子センサの社会実装促進に向けた実践環境の構築」と連携し実施。
研究開発テーマD-4
エコシステム構築
量子技術の様々な分野での利用拡大や、多くの企業の参画の下での安定的かつ強靭なサプライチェーンの構築のためには、ユーザ企業・ベンダー企業を含む多様な分野の企業の参画を促進する仕組みが重要です。このため、積極的な情報発信やマッチング等を図るためのエコシステムの構築を行います。
研究チームD-4
量子技術に関係するベンダー、ユーザ双方のスタートアップ企業の市場参画支援
研究開発責任者: 嶋田浩(TOPPANデジタル株式会社)
共同研究機関: 一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)