8月8日に「核融合エネルギー研究開発の最前線—世界最先端を体感」をテーマとして(財)プラズマ・核融合学会主催第12回高校生シンポジウムが那珂核融合研究所にて開催されました。地元茨城県の高校を始め、北は宮城県、南は静岡県から13校、生徒56名、教員など関係者11名の合計67名の参加がありました。
シンポジウムでは、午前中に高校生による10件の口頭発表と13件のポスター発表が行われ、午後には栗原副所長による核融合に関する講演の後、建設が進むJT-60SAを始めとする那珂核融合研究所内の施設見学が行われました。施設見学をした高校生からは、「一つ一つの装置がとても大きくて驚いた。」や「核融合についてもっと理解したい。」という感想が寄せられました。
最後に、午前中行われた口頭発表とポスター発表の優秀発表に対する表彰が行われ、口頭発表最優秀賞には茨城県立日立第一高等学校による「ヨウ素欠乏とカエルの幼生の変態」が、ポスター発表最優秀賞には、茨城県立水戸第二高等学校による「オーロラの形成と実験機の製作」が選ばれました。高校生にとって、今回の発表は良い経験になるとともに、他校の発表も今後の学習に向けての良い刺激となったと思います。
審査員からの質問に答えるポスター発表者
施設見学(機器収納棟)
口頭発表の様子