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量研について

量子科学技術研究開発機構について

理事長写真 量子科学技術研究開発機構(量研/QST)は平成28年4月1日に発足した新しい国立研究開発法人です。QSTは、平成28年度から令和4年度の第1期中長期計画期間においては、「調和ある多様性の創造」を基本理念に掲げて、量子科学技術分野の研究開発に取り組んできました。令和5年度から新たに始まる第2期中長期計画では、第1期中長期期間で確立した基盤をさらに強固にし、社会からの期待に応える研究成果を創出していきます。​

 QSTは、本部組織に加え、量子技術基盤研究部門、量子生命・医学部門、量子エネルギー部門の3つの研究開発部門で構成され、国内に7つの研究拠点(六ケ所、仙台、那珂、高崎、千葉、木津、播磨)を有し、それらに設置された7研究所、1センター、及び1病院において様々な研究開発、国際プロジェクト等に取り組んでいます。

 QSTでは、高機能材料・デバイスの創製や最先端レーザー技術とその応用によりSociety5.0や持続可能な社会の実現を目指す「量子技術基盤に関する研究開発」、量子論や量子技術に基づく生命現象の解明と医学への展開に取り組む「量子生命科学研究」、重粒子線治療、PET等による高精度診断、及び標的アイソトープ治療等を通じて健康長寿社会の実現を目指す「がん、認知症等の革新的な診断・治療技術に関する研究開発」、及び国際協定に基づくITER計画及び幅広いアプローチ(BA)活動を中心とした人類究極のエネルギー源であるフュージョンエネルギー(水素融合)の研究などを推進しています。さらに、国から指定された基幹高度被ばく医療支援センターとして、被ばく医療に関する技術開発や人材育成等に加え、官民地域パートナーシップによる3GeV高輝度放射光施設「NanoTerasu」の整備・運用も着実に実施していきます。​

 QSTは、量子科学技術等に係る研究開発を通じて、新たな価値を創造・提供し、経済・社会・環境が調和した持続可能な未来の実現に貢献します。

 皆様のご期待に応えられるよう、役職員一丸となってQSTの新たな歴史を創りあげていく所存です。​

 皆さまのご支援、ご協力、何卒よろしくお願いいたします。​

理事長 小安重夫