関西光科学研究所 >> やさしい光科学 >> 光はどのように発生するのか
やさしい光科学
上記のように、物質Aと物質Bが反応することによって物質Cが誕生します。
できたばかりの物質Cは、励起(れいき)状態といってエネルギーの高い活発な状態です。この活発な状態は不安定な状態です。
ある種の不安定な状態の物質は余分なエネルギーを光の形で放出(発光)しながらだんだんと安定な状態に落ち着いていきます。
イメージを風船に当てはめてみましょう。
風船が膨らんでいる状態がエネルギーの高い活発な「励起状態」にあたります。風船から気体が抜けていくことによって落ち着いた状態に戻っていきます。
この吹き出る気体がまさしく「光」にあたります。
実はホタルの光も発行の仕組みは同じです。
ちなみにホタルの光り方には、プロポーズのための光、刺激された時の光、敵を驚かせるための光の3種類あると言われています。
ホタルが近くにいて光らない場合、軽く息を吹きかけてみてください。刺激されて光ります。
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