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「量子生命科学研究会第2回学術集会」を開催しました

掲載日:2018年12月26日更新
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 平成30年5月10日(木曜日)、東京大学弥生講堂一条ホールにて「量子生命科学研究会第2回学術集会」を開催しました。
 量子生命科学研究会・平野俊夫会長(量研理事長)の挨拶により開会しました。
 基調講演では、まず、国立遺伝学研究所の前島一博教授より、クライオ電子顕微鏡などの最先端技術を駆使したクロマチンの構造解明について、続いて、京都大学の白川昌宏教授より、量子センサーとして注目を集めるダイヤモンドNVセンターを応用した細胞生物学研究についてご講演いただきました。一般講演では9名の演者より、酵素反応のアナロジーとしての触媒反応における量子効果の役割から、次世代のMRI技術開発に至るまで、幅広いトピックについて講演が行われました。本分野の学際性・多様性が浮かび上がると同時に、光、放射線、コヒーレンスといったキーワードの共通性も強調されました。特別講演では、JSTさきがけ「量子技術を適用した生命科学基盤の創出」研究総括である浜松医科大学の瀬藤光利教授より、2年目を迎えたさきがけのコンセプトおよび今後の展望と量子生命科学への期待等についてご講演いただきました。
 ロビーでは55題のポスターが掲示され、午後に設けられたポスターセッションのみならず、休憩時間の合間にも活発な議論が行われました。
 当日は230名を超える方々にご参加いただき、会場はほぼ満席となりました。全ての講演において活発な質疑応答がなされ、本分野における注目度の高さが伺えました。
 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

平野会長による挨拶の画像
平野会長による挨拶

講演会場の様子の画像
講演会場の様子

熱気に満ちたポスター会場の様子の画像1
熱気に満ちたポスター会場の様子の画像2
熱気に満ちたポスター会場の様子