量研は、今年2018年1月15日付、国際原子力機関協働センター(IAEA Collaborating Centre、以下“IAEA CC”)に再指定されました。指定期間は4年。引き続きIAEAの活動を支援するパートナー”IAEA CC”として、1)放射線治療におけるリスク評価とその低減のための生物学、2)核医学および画像診断、及び3)重粒子線治療の3つの研究分野の知見の共有と人材育成についてIAEAと合意したワークプランに基づき活動を実施しています。6月13日 ウィーンのIAEA本部において、マラバシ事務次長(原子力科学・応用局長)からQSTにIAEA CCの銘板が授与されました。
銘板を持っている、神田センター長とマラバシIAEA事務次長
量研(放医研)のIAEA CC指定について
2006年1月~2009年12月 | 日本で初めて放医研がIAEA CCに指定される。分野は「低線量放射線の生物学的影響」、指定期間3年。 |
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2009年12月~2013年12月 | 協力分野を「放射線生物学」「分子イメージング」「重粒子線がん治療」の三分野に拡大してIAEA CCに指定される。一つの機関が複数分野でIAEA CCの指定を受けたのは放医研が世界初。指定期間4年。 |
2014年1月 | 同3分野のIAEA CCに再指定される。指定期間4年。 |
2016年4月 | 統合により量研が発足し、量研がIAEA CCの指定継承。 |
2018年1月 | IAEA CCに再指定され、「放射線治療におけるリスク評価とその低減のための生物学」「核医学および画像診断」及び「重粒子線治療」の3つの分野について活動開始。指定期間4年 |