科学者を目指す女子学生の皆さんへ　～Joshikai for Future Scientists～

次世代の女性研究者育成支援を目的に、QSTと経済協力開発機構原子力機関（OECD/NEA）の共催で女子高生を対象にしたワークショップ「ジョシカイ」を7月末に幕張（千葉市）で開催しました。
サイエンティストを目指す女子高生たちが、先輩サイエンティストとして活躍する女性たちに不安や悩みをぶつけ、本音で語り合いました。
また、女子高生の皆さんは、同時開催された第1回QST国際シンポジウム「Quantum Life Science」にも参加しました。第一線で活躍する研究者の発表を間近で聞き、サイエンティストになる夢を大きく膨らませていました。

ワークショップには、全国のQST拠点のある地域の高校から、16校55名の女子高生の皆さんが参加しました。科学の最前線で活躍する国内外の女性科学者6人がメンター（指導者）として女子高生にアドバイスし、QST、東邦大学、マサチューセッツ工科大学の若手女性研究者15人がメンター補助などとして女子高生をサポートしました。

女子高生の皆さんは、メンター、メンター補助と議論を深めることで、サイエンティストのイメージをより鮮明に描くことができたようです。メンターとメンター補助が、女子高生に将来像を示すロールモデルとなっただけでなく、参加したメンター補助からは、女子高生が物怖じせず積極的にディスカッションする姿に感心し、自身もいい経験になったとの声も聞かれました。「ジョシカイ」に参加した全員が、それぞれ貴重な経験をしました。

ワークショップの議長を務めたのは、フランスの元宇宙飛行士　クローディ・エニュレさん（写真左から2番目）とQSTの柿沼志津子博士（同左から4番目）。男女共同参画、女性研究者の活躍を強くサポートしてくださっている島尻安伊子内閣府大臣補佐官（同右から5番目）も参加いただき、女子高生と気さくに会話を交わされていました。

QSTはダイバーシティ研究環境実現の一環として、サイエンティストを目指す女子学生の皆さんを、
このようなイベントの開催などを通じて応援していきます。
将来を夢見て、キラキラ輝く皆さんにお会いできる日を楽しみにしています！

「ジョシカイ」の詳細なリポートはQST NEWS LETTER Vol.2で！[PDFファイル／2.7MB]