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大分県で出前授業を行いました

掲載日:2018年12月26日更新
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12月4日(月曜日)、5日(火曜日)の2日間、大分県の産業科学技術センター多目的ホールにて出前授業(量研セミナー)を開催しました。出前授業は、量研の研究内容等について一般及び研究者の方に詳しく紹介し、量子科学技術に対する国民の理解増進を図る目的で開催しています。

約60名の聴講者からは、各発表に対して専門性の高いものから一般的なものまで数多くの質問が出ました。例えば、シンクロトロンとイオンビームによる変異の違いなど、研究を進めるうえで重要な質問がありました。また、レーザーを用いた非侵襲型血糖値センサーの紹介に対して、レーザー技術をさらに応用して高速で果物の糖度を測定することは出来ないかなど、レーザーの更なる応用技術のヒントになる質問もいただきました。レーザーを用いて糖度を高速で測定することは可能ですが、現段階では装置が大型になりコスト面に課題があります。重粒子線がん治療の紹介では、誰でも治療を受けられるのかなどの質問が寄せられ、重粒子線治療に対する関心の高さを感じました。

プログラム

「量研と量子ビームについて」経営企画部
上席研究員 藤巻 秀
「レーザーを用いた産業応用研究の紹介」量子ビーム科学研究部門 研究企画室(木津)
室長代理 越智 義浩
「イオンビーム育種の産業利用」量子ビーム科学研究部門 高崎量子応用研究所
放射線生物応用研究部  上席研究員 大野 豊
「量子ビームを用いたがん治療の紹介」放射線医学総合研究部門 臨床研究クラスタ
放射線品質管理室 技術員 深堀 麻衣

量研及び量子ビームについて講演を行う藤巻上席研究員の画像
量研及び量子ビームについて講演を行う藤巻上席研究員

講演に熱心に耳を傾ける参加者の画像
講演に熱心に耳を傾ける参加者