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量研が新たな4分野でIAEA協働センターに再指定

掲載日:2022年10月3日更新
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量研が新たな4分野でIAEA協働センターに再指定 

 2022年9月22日、量研は、IAEA協働センターとして再指定を受けました。2006年に放射線医学総合研究所(当時)が、日本で初めてIAEA協働センターに指定され、2016年には、量研がその指定を引き継ぎました。今回は、第5期目、4年間の指定となります。

  今期の指定分野は、従来のものを見直し、「放射線腫瘍学」、「核医学及び分子イメージング」、「線量評価」、「科学技術と社会(STS)」の4分野としました。アジア地域における人材育成を中心としてIAEAの事業に貢献する計画です。

  再指定日同日には、IAEA事務局内にて署名式が執り行われました。この署名式に、中野隆史量研量子生命・医学部門長が、引原毅特命全権大使(在ウィーン国際機関日本政府常駐代表)のご臨席の下、臨みました。

 一方、IAEA側の代表者であり、式に参加したのは、Najat Mokhtar事務次長兼原子力科学・応用局長、及びMay Abdel-Wahab原子力科学・応用局ヒューマンヘルス部長です。式では、Mokhtar事務次長と中野部門長からご挨拶があった後、引原大使より、歓迎と期待のお言葉を頂戴しました。 

 最後に署名と記念撮影が行われました。 

署名中  記念写真

キャプション左:署名する中野部門長(左)Mokhtar事務次長(右)

キャプション右:銘板の授与(右から引原大使、Mokhtar事務次長、中野部門長、Abdel-Wahab部長) 

 量研は、このIAEA協働センターの活動を含め、量子科学・技術分野で幅広く国際機関のミッションに貢献します。 

IAEA協働センター指定の来歴 

2006年1月~2009年12月

日本で初めて放射線医学総合研究所(当時)がIAEA CCに指定される。分野は「低線量放射線の生物学的影響」、指定期間3年。

2009年12月~2013年12月

協力分野を「放射線生物学」「分子イメージング」「重粒子線がん治療」の三分野に拡大してIAEA CCに指定される。一つの機関が複数分野でIAEA CCの指定を受けたのは放射線医学総合研究所が世界初。指定期間4年。

2014年1月

同3分野のIAEA CCに再指定される。指定期間4年。

2016年4月

統合により量研が発足し、量研がIAEA CCの指定継承。

2018年1月

IAEA CCに再指定され、「放射線治療におけるリスク評価とその低減のための生物学」「核医学および画像診断」及び「重粒子線治療」の3つの分野について活動開始。指定期間4年

2022年9月

「放射線腫瘍学」、「核医学及び分子イメージング」、「線量評価」、「科学技術と社会(STS)」の4分野について再指定。指定期間4年