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職員へインタビュー

掲載日:2018年12月26日更新
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菅野さん入構 年度 平成25年度

現在の部署名 総務部総務課

卒業学部・学科 教育学部

Q1.志望動機について教えてください。

大学では地理学を専攻していました。在学中に東日本大震災を経験し、平和で豊かな社会と生活を支えているインフラという存在の重要性を改めて強く認識しました。地理学と密接な関係があるインフラ業界で自分なりの視座で働くことは、平和で豊かな未来社会を建設する一助となることであって、それは自分自身の成長に繋がるのではないかと考えました。就職活動においては、インフラ業界として電力関係等への就職を模索する中で、原子力に係る研究開発を担う原子力機構へ当時就職するに至りました。

Q2.現在の業務内容について教えてください。

千葉県千葉市にある本部の総務部に勤務しています。総務部は、機構の顔として機構全体に係る役割を担っており、その業務内容は、総合調整から組織設計・内部統制・秘書・行事式典・規程整備・文書管理・情報公開・法務等々に至るまで、多岐にわたります。

私の担当業務は、主に役員の会議に係る業務と対外的な対応業務・総合調整を担当しています。役員の会議は、機構の経営に関する重要な事項を取り扱う機構における最も重要な会議です。このほか各種会議の事務局として仕事をしています。対外的な対応業務・総合調整は、機構の窓口として、政府や他機関等との機構の運営に必要な連絡調整を行うとともに、機構内の様々な部署との間で連絡調整等を行っています。

Q3.仕事をする上で大切にしていることについて教えてください。

「研究機関の事務職として働くこと」を意識して働いています。

研究機関における事務職の仕事とは、単に事務仕事をこなせば良いというものでもなく、研究開発を支援し推進するという研究機関ならではの、重要な役割をも担っているからです。

日々、QSTで研究開発に従事している研究現場のことを想いつつ、自分の仕事がどんな研究開発にどのような形で貢献できるのか、思いを巡らせながら仕事をしています。

Q4.QSTの魅力や仕事をする上でやりがいを感じることについて教えてください。

QSTの研究開発分野、その使命が魅力です。

QSTは、量子科学技術における唯一無二の存在、日本代表と思います。量子科学技術をもって、例えばエネルギーに困らない社会やガンで死なない社会の創造、原子力災害時における被ばく医療体制の中心的役割を担うなど、国の研究機関としての使命を帯び、平和で豊かな社会を支えています。量子科学技術という視点から社会を支えるという仕事は、QSTでしか味わえないもので、やりがいを強く感じます。

職員としては、職場の雰囲気が魅力です。会社ではない研究機関の雰囲気というのは、穏やか、自由、アカデミック等々…といった感じで、広々とした緑の多い研究所も多く、親しみと働きやすさを感じます。

Q5.ご自分の将来の目標および夢についてお聞かせください。

QSTは、平成28年に放医研に原子力機構の一部が統合して発足した真新しい国立研究開発法人です。まだまだ社会からの認知度は高くないかもしれませんので、研究開発が進展し、世界にその存在を広く認識して貰うことが大きな目標です。

個人的な目標は、機構内の皆さんから職種を問わず信頼を得て「何かわからないことがあったら取り敢えずあいつに聞いてみよう」と、少しでも頼りにされるような職員になることです。

研究職・技術職・事務職・医療職が一体となって円滑に研究開発が進められるよう、研究機関の事務職として、良き歯車や潤滑油になり研究開発を下支えしていきたいと考えています。

Q6.OFFはどのように過ごされていますか?

田舎の農山漁村、特に離島を訪れることが趣味なので、離島や田舎巡りの計画を立てたり、離島関係のイベントに足を運んだりします。長い休暇の際は、実際に島を巡って温泉に浸かったりお酒を飲んだり、地元の方との交流を楽しみながら過ごすことが好きです。

遠出をしない場合は、例えば近隣の温泉を目指したり道の駅や直売所で買い物をしたりと、ドライブがてら出歩いたり、家族や友人と食事やお酒といった美味しいものを楽しむことが多いです。

Q7.就職活動中の学生へメッセージをお願いします。

自分と異なる文化や考え方、生き方、価値観を持つ人と付き合うことを「交流」と表現しますが、是非とも色んな方と交流してください。確かに、自分と異なる考え方の人と付き合う交流は疲れますが、自分とは違うものの見方や価値観を得ることができます。QSTは、複数の職種の多様な背景をもった職員が働いていますし、世の中も色々で多様です。

複眼的、多面的な視野を得られる交流の経験は、きっと就職活動のみならず、社会の様々な局面で活躍するための大きな糧となると思います。学生の時分は交流にうってつけですので、多様な価値観に触れる交流の機会を数多く作ってみてください。