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幅広いアプローチ(BA)活動

BA(幅広いアプローチ)_幅広いアプローチ活動の概要・目的

掲載日:2018年12月26日更新
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ITER協議と幅広いアプローチ

平成17年6月28日、モスクワ・プレジデントホテルにおいて、ITERサイト決定のための第2回6極閣僚級会合が開催されました。
我が国からは、中山文部科学大臣、白川文部科学審議官が出席され、ITER機構、ITERサイト、参加極間の費用負担、幅広いアプローチ等に
関する合意内容を記した下記を骨子とする”共同宣言”を作成、署名

  1. 日欧間で合意したホスト国と非ホスト国の役割分担に関する「共同文書」の内容に留意
  2. 6極により国際機関(ITER機構)を設立
  3. ITERサイトをカダラッシュとする
  4. 費用負担は、ホスト国が50%、その他の国は10%
  5. 幅広いアプローチは日欧の2国間協力の枠組みで実施、他極の研究活動参加が可
  6. 協定案及び関連文書に関する交渉の早期完了
  7. 協定発効までの間、現在進められているITER移行取決の枠組みで協力を継続

国内での幅広いアプローチ検討

2005年8~9月にITER計画推進検討会(座長:有馬朗人)において、我が国から提案すべきと考えるBAプロジェクトについて検討され、以下を骨子とする報告がなされた。

選定の基本的考え方

  1. 核融合エネルギーの早期実現の視点
  2. 我が国の実力と存在感が一層向上するという視点
  3. 内外の研究者にとって魅力的であるという視点
  4. 相乗効果や人材育成の観点から、複数のプロジェクトをバランスよく実施するという視点を重視

実施すべきプロジェクト

  1. 国際核融合エネルギー研究センター
    遠隔実験センター、計算機センター及び原型炉設計・研究開発調整センターのそれぞれが、核融合エネルギーの早期実現や我が国の実力や存在感の向上といった視点から意義があり、これらの施設を一つのセンターとすることにより大きな相乗効果が見込まれる。
  2. サテライトトカマク装置
    ITERにおける試験研究を効果的・効率的に行うとともに、原型炉に向けた補完的研究を国際的に行うことにより、核融合エネルギーの早期実現を図るという視点から意義がある。
  3. 国際核融合材料照射施設
    実際の核融合炉条件下での材料の照射データが不可欠であることから、この施設の意義・重要性は小さくない。他の主体により本体施設の建設が行われる十分な見通しがあり、かつ、我が国が工学設計活動に貢献することにより本体での照射試験に一定の参加ができるということが確保されるのであれば、工学設計活動への貢献を幅広いアプローチの枠組みで実施することは意義がある。

欧州との検討と合意

  • 2005年7月~2006年6月、計画の活動内容と資金割合、実施の枠組みなどについての日欧協議を実施
  • 2006年11月22日、ブリュッセルにおいてBA協定に仮署名、BAに関する共同宣言に署名
  • 2007年2月5日、東京においてBA協定に署名
  • 2007年2月平成16年6月1日、協定が発効し、原子力機構が実施機関に指定された
  • 6月21日、第1回BA運営委員会(於:東京)において各プロジェクトの事業長が決定され、正式活動を開始

仮署名式(2006年11月22日、ブリュッセル)の画像
仮署名式(2006年11月22日、ブリュッセル)

  • EU:ポトチュニク研究担当欧州委員
  • 日本:岩屋文部科学政務官

署名式(2007年2月5日、東京)の画像
署名式(2007年2月5日、東京)

  • EU:リチャードソン駐日欧州委員会代表部大使
  • 日本:麻生外務大臣

幅広いアプローチ活動・日欧協力協定

目的

核融合エネルギーの早期実現を目指す幅広い取り組みとして、3つの事業を共同で実施(協定第1、2条)

  • 期間:10年間。その後、終了手続きがなされない場合自動延長(協定第21条)
  • 参加:ITER協定の他の締約者が参加を希望する場合、事業長の提案に基づき運営委員会が決定(協定第25条)

国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動(IFMIF-EVEDA)

国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動(IFMIF-EVEDA)の画像目的

国際核融合材料照射施設(IFMIF)の十分に統合された工学設計並びにIFMIFの建設、運転、利用、及び廃止に係る将来の決定に必要なすべての資料を作成し、IFMIFを構成する各設備の継続的かつ安定的な運転を実証するため、工学実証及び工学設計活(EVEDA)を実施する。
作業場:青森県六ヶ所村

国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)

国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)の画像目的

ITER事業へ貢献すること及び将来の動力用原型炉(DEMO)の早期の実現を促進することを目的として、国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)において研究開発の活動を実施する。
作業場:青森県六ヶ所村

サテライトトカマク装置(JT-60SA)

サテライトトカマク装置(JT-60SA)の画像目的

  • 日本の実施機関が所有するトカマク実験装置の先進超伝導トカマク改良への参加。
  • ITER及びDEMOの重要な物理的問題に取り組むことにより研究を支援する先進超電導トカマク利用の参加。
  • 先進超電導トカマクの建設及び利用は、サテライト・トカマク計画及び日本国内の計画に基づいて実施し利用機会は均等に分配する。

作業場:茨城県那珂市

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