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核融合エネルギー研究開発部門_アウトリーチ活動報告/20080124/イーター計画における試験用超伝導コイルの据付

掲載日:2018年12月26日更新
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平成20年1月24日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
核融合研究開発部門

イーター計画における試験用超伝導コイルの据付-イーター機構及び欧州から委託を受けて試験準備を開始-

 1月24日(木曜日)、イーター計画推進の一環として、欧州原子力共同体(以下「欧州」という)が製作した試験用超伝導コイルを那珂核融合研究所(茨城県那珂市)が有する超伝導コイル試験装置へ据付ける作業を行いました。
 この試験用超伝導コイルは外径が1.6m、重量が6トンで、「PFインサート・コイル」と呼ばれ、イーター超伝導コイル・システムを構成するポロイダル磁場コイル(PFコイル)で使用される超伝導導体の性能試験を目的に製作されました。PFインサート・コイルの試験は、イーター国際核融合エネルギー機構(以下「イーター機構」という)がポロイダル磁場コイル用導体の技術仕様を確定し、欧州が調達を開始するために非常に重要なものです。原子力機構は、大型超伝導コイルの試験に関して世界最高級の技術と豊富な実績、高性能な試験装置を有することから、イーター機構及び欧州から委託を受けてこの試験を実施することになりました。PFインサート・コイルは2007年9月に欧州から那珂核融合研究所に搬入され、その後、原子力機構による受け入れ検査が完了し、試験装置への据付が行われるはこびとなりました。PFインサート・コイルの試験は6月に開始予定です。
 作業当日には、第1工学試験棟に報道関係者(4社4名)を招き、PFインサート・コイルを超伝導コイル試験装置へ組込む様子をご覧頂きました。

イーター計画における試験用超伝導コイルの据付-イーター機構及び欧州から委託を受けて試験準備を開始-の画像1

イーター計画における試験用超伝導コイルの据付-イーター機構及び欧州から委託を受けて試験準備を開始-の画像2

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