部門長ごあいさつ
量子技術基盤研究部門は、材料・デバイス等の原子・電子レベルの解析、可視化、微細加工や高度な量子機能創製など幅広い科学技術の発展を支える量子技術の基盤である、イオンビーム、電子線、レーザー、放射光等を総合的に活用した研究開発やビーム源の開発・高度化等の研究開発を推進しています。そのため、高崎量子応用研究所と関西光量子科学研究所、そして仙台地区の次世代放射光施設整備開発センターを活動の拠点とし、超スマート社会への変革を先導する量子マテリアル・センシング技術の確立やカーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けたエネルギー変換デバイス等の開発を目的とした「量子材料・物質科学研究」、極短パルスレーザーによる量子マテリアルの機能解明と制御、超微細加工技術開発や超高強度レーザーを用いた新しい量子ビーム源の開発とその多様な分野への応用をめざす「光量子科学研究」を推進するとともに、官民パートナーシップによる次世代放射光施設「NanoTerasu」の開発・整備も担い、量子技術の更なる発展を先導していきます。
皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
量子技術基盤研究部門長 河内哲哉