2024年度日本神経回路学会時限研究会(主催:日本神経回路学会、協賛:QST高崎量子技術基盤研究所)では、長時間生命現象における個体差に焦点を当てます。個体差研究の必要性と現状での研究上の限界についての認識を共有し、個体差を正しく理解するための革新的な研究ストラテジーの創出について議論することを目的とします。特に、長時間生命現象における個体差の全容を解明するための多分野融合・共創型の生命科学研究について、あらゆる可能性を否定せず議論することを目指します。
この議論において、最先端の神経情報処理の理論研究や実験研究の視点が極めて重要であるとの認識から、当該分野の研究者が一堂に会する日本神経回路学会第34回全国大会(JNNS2024)の開催にあわせて、北海道・札幌にて開催することといたしました。「JNNS2024サテライトシンポジウム2」として開催いたします。
本時限研究会は終了しました。ありがとうございました。
2024年度日本神経回路学会時限研究会の概要
主催
協賛
世話人(オーガナイザー)
[50音順、敬称略、★開催責任者]
企画委員会
安藤 香奈絵(東京都立大学)、上野 耕平(東京都医学総合研究所)、北見 俊守(理化学研究所)、坂井 貴臣(東京都立大学)、佐原 成彦(QST)、曽 智(広島大学)、高橋 泰伽(東京理科大学)、武尾 里美(東京都立大学)、廣島 通夫(大阪大学)、舟山 知夫(QST)、松本 弦(大阪公立大学)、水内 良(早稲田大学)、村越 秀治(生理学研究所)
[50音順、敬称略]
開催日程
開催形式
開催場所(札幌会場)
第1部 公開講演会
北海道大学 クラーク会館 3階 大集会室2
北海道札幌市北区北 8 条西 7 丁目 3
第2部 総括会
定山渓万世閣 ホテルミリオーネ コワーキングスペース
北海道札幌市南区定山渓温泉東 3 丁目
プログラム
13:00-15:30 第1部 公開講演会
1. 開催のご挨拶&開催趣旨説明
2. 講演(各18分/演題)[座長:園下 将大、佐原 成彦]
(1)理化学研究所生命医科学研究センター・チームリーダー・北見 俊守
「論文から学ぶ個体差の仕組みと実験手法」
(2)QST高崎量子技術基盤研究所・上席研究員・鈴木 芳代
「線虫集団における個体差 ―生体機能ごとの比較からの考察」
(3)東京都立大学大学院理学研究科・教授・坂井 貴臣
「ショウジョウバエの個体差を利用した長期記憶研究」
(4)QST量子医科学研究所・グループリーダー・佐原 成彦
「認知症病態の個体差 ―モデルマウスからの考察」
(5)北海道大学遺伝子病制御研究所・教授・園下 将大
「がん形成における個体差」
(6)北海道大学電子科学研究所・教授・小松崎 民樹
「個体差を反映した薬物迅速スクリーニングと異なる種間の情報接続」
(7)早稲田大学理工学術院・教授・坂内 博子
「オプトジェネティクスを用いた個体差操作技術の開発」
3.総合討論
19:00-22:00 第2部 総括会
(1)19:00-21:00 世話人・企画委員会作業ミーティング(非公開)
(2)21:00-22:00 オンライン総括会(公開)
参加方法
参加費不要(無料)、事前参加登録不要※です。
第1部 公開講演会
札幌会場、オンライン共に、どなたでもご参加いただけます。
(1)札幌会場での参加:直接、会場にお越しください。
(2)オンラインでの参加:こちらにアクセスして、ご参加ください。(公開終了)
第2部 総括会
札幌会場(オンライン配信元)での参加は、世話人、企画委員会、関係者のみに限らせていただきます。
オンライン総括会(21:00-22:00)には、どなたでもご参加いただけます。こちらにアクセスして、ご参加ください。(公開終了)
※ オンライン配信は、Teamsウェビナーで開催いたします。ご参加にあたり、Microsoft イベントの使用条件への同意が必要です。
世話人・企画委員会より
本時限研究会での議論や交流がきっかけとなって、多分野の融合・共創型の生命科学研究の人的ネットワークが広がり、専門を異にする研究者が知識・技術を結集して個体差の発生メカニズムの解明に迫る研究連携体制を構築してゆく機運が醸成されることを願っています。ぜひお気軽にご参加ください。
ご協力のお願い(注意事項)
・会場において、スタッフが撮影をすることがあります。また、撮影した写真を本時限研究会の報告等の目的で利用させていただくことがあります。予めご了承ください。
・全プログラムにおいて、許可のない録音、録画、写真撮影(オンラインの録画、スクリーンショット等を含む)を禁止いたします。ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
・ご参加後、こちらよりアンケートにご協力ください(9月24日まで)。よろしくお願いいたします。
お問合せ先
QST高崎量子技術基盤研究所 量子バイオ基盤研究部 量子バイオ技術応用プロジェクト 鈴木 芳代