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関西光科学研究所 | やさしい光科学:レーザー発見のきっかけ

掲載日:2018年12月26日更新
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関西光科学研究所 >> やさしい光科学 >> レーザー発見のきっかけ

 

やさしい光科学

 

最初のレーザーは、1960年に米国のMaiman先生らにより発明されました。

ルビーの結晶を1cmの大きさにカットし、両端面を鏡状に銀蒸着して横からフラッシュランプの光を当てることによって、光増幅を起こさせ、レーザー発振に成功しました。

その前の時代には、軍事(戦争)技術として、レーダー開発(敵の飛行機や船を見つける装置)の高性能化が求められており、米国のTowns先生らによって、マイクロ波(波長がマイクロメートル位の電波)やサブミリ波(1ミリメートルよりも短い電波)の発振がこころみられ、アンモニア分子ビームと空洞共振器を使ってマイクロ波の誘導放出に成功しています。(メーザー:MASER:Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation)

メーザーが開発された後、今度はより高い周波数領域(可視光の領域)での発振器が期待され、光の共振器構造をもったレーザーが発明されました。

レーザー発見のきっかけの画像

出展元:ウィキペディア(Wikipedia)レーザーのページへリンク

 

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