量子ビーム科学研究部門 関西光科学研究所のセルゲイ・ブラノフ研究員が、欧州物理学会で2016年のハンス・アルヴェーン賞を受賞しました。この賞は、高温プラズマ物理研究における大型次世代装置の開発への実験的、理論的貢献をした者に与えられます。
授賞式の様子(中央:ブラノフ研究員)
表彰状とメダル
参考:受賞概要
ブラノフ研究員は、飛翔鏡法によりレーザー光の集光強度を飛躍的に高めて量子電磁力学の臨界強度を達成する提案や、レーザーの輻射圧によって相対論的イオンを数GeVの高エネルギーまで効率的に加速する機序を示しました。また、レーザーで加速したイオンを用いるハドロン治療のコンセプトを提案しました。本受賞はこれらの功績が認められたものです。