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12月13日付の株式会社HIROTSUバイオサイエンスのニュース記事について

掲載日:2021年12月24日更新
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​ 本年12月13日付の株式会社HIROTSUバイオサイエンス(以下、HBS)によるニュース記事「第三者の国内研究機関、海外研究機関による線虫がん検査N-NOSEの技術検証および再現性の確認について」において、HBSの線虫がん検査「N-NOSE」に関して、量子科学技術研究開発機構(以下、QST)が、その技術的効果の検証、また技術の再現に取り組む研究「追試」を行ったかのような記述があり、そのことをQSTの公開特許公報により既に報告したという掲載がありました。

 当該記事は、QSTに無断で掲載されたものであり、その内容についてQSTは一切関知しておりません。

 HBS及びその線虫がん検査「N-NOSE」とQSTとの間の事実関係は以下のとおりです。

  • QSTとHBSとの間に共同研究等、実態的な研究協力関係はこれまでなかった。
  • QSTが、「N-NOSE」のための技術的効果の検証、また技術の再現に取り組む研究「追試」を行った事実はない。
  • 「N-NOSE」の技術内容は公開されておらず、QSTが「N-NOSE」の技術内容を知り得る立場にない。
  • 公開されたQSTの国際出願は、QSTが独自に開発した線虫応答試験法についてのものであり、人、犬、猫、ラットの尿に対する線虫の応答を調べ、その有効性を評価したものである。広津氏らの論文の成果を参考にしているが、あくまでそれぞれ独立したデータであり、HBSのニュース記事にあるような技術的効果の検証や技術の再現に取り組む研究「追試」には該当しない。

以上