QST研究者2名が令和7年度 放射線安全厚労・環境放射能対策厚労表彰を受賞しました。
この賞は、放射性同位元素等の安全管理又は環境放射能対策の向上のために尽力して優れた成果を上げた個人に対して贈られます。
放射線安全功労者
萩原 雅之(NanoTerasuセンター高輝度放射光研究開発部基盤技術グループリーダー):
高エネルギー加速器研究機構及び量子科学技術研究開発機構の放射線安全管理業務に従事し、安全確保に尽力した。国内外の放射光施設における実績を体系化し、安全管理システムの改良等により、実験ホールを非放射線管理区域に設定する等、放射光施設の安全管理体制の構築に貢献した。
環境放射能対策功労者
田上 恵子(放射線医学研究所計測・線量評価部生活圏環境移行研究グループリーダー):
環境放射能に係る調査研究に多年に亘り従事し、環境試料中の長半減期放射性核種の分析や挙動解明の論文を多数著し優れた成果を挙げた。また、国及び関連学会等の委員を数多く務め、福島第一原子力発電所事故後の食品中放射性物質の基準値策定に関わる等、その経験及び知見を活かして環境放射能対策に貢献した。
(左から高橋正光NanoTerasuセンター長、萩原雅之グループリーダー、田上恵子グループリーダー、内堀幸雄放射線医学研究所長)
