第3回QST播磨セミナー
量子ビームを利用した水素エネルギー材料の創製研究 ―燃料電池部材を中心にして―
講演者 | 八巻 徹也 (高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部) |
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職位 | 上席研究員 |
場所 | QST播磨地区 萌光館 大会議室 |
日時 | 6月21日(水曜日)11時00分~ |
使用言語 | 日本語 |
量子ビームを利用した水素エネルギー材料の創製研究 ―燃料電池部材を中心にして―
要旨
γ線、電子線、イオンビーム、中性子ビーム、放射光X線などの「量子ビーム」が有している、モノを「作る」、「見る」働きを利用した水素エネルギー材料の創製研究について、発表者らの成果を紹介する。具体的には、燃料電池の主要部材として、カチオン・アニオン伝導性の高分子膜と電極触媒の開発を取り上げる。本研究で新規に開発された材料はすべて、構造的、機能的に特異であり、量子ビームによる手法で初めて得ることができたものである。この点で、通常の放射線架橋・グラフト重合、放射線還元、イオン注入などの技術とは対照的であることを強調したいと思う。