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プレスリリース

華麗な花びら「かがり弁」の輪ぎく3品種を開発しました~ブライダルなど輪ぎくの新たな需要を開拓します~

掲載日:2017年11月24日更新
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愛知県農業総合試験場と国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下「量研という。)は、共同で珍しい花びらを持つ輪ぎく3品種を開発し、本日付けで種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
本品種は、花びらが華やかな雰囲気を醸し出すことから、ブライダルなど祝い事への利用が期待されます。

新品種の特徴

  1. 花びらの先端には複数の突起があり、「かがり弁」と呼ばれる珍しい形です。
  2. 各品種の花色は、白色、赤紫色、黄色の3色です。
  3. 12月から3月にかけて、きれいな「かがり弁」になることから、この時期の出荷が適しています。日持ちは従来の輪ぎく品種と同程度で、2週間以上観賞が可能です。
  4. 華やかなイメージの花であることから、祝い事やフラワーアレンジメントなどに適しています。

白の画像

赤紫の画像
赤紫

黄の画像

開発の経緯

愛知県は全国一の輪ぎく生産県であり、出荷本数は全国の約半分を占めています。
輪ぎくは主に葬儀用、仏花用に利用されていますが、近年は葬儀形態の変化により需要は減少傾向にあります。
そこで、農業総合試験場は、平成17年から祝い事やフラワーアレンジメントなどの新たな需要を開拓できる、新規性の高い品種の開発に取り組みました。
農業総合試験場が交配で作出した、外側の花びらが「かがり弁」となった系統に、平成22年に量研高崎量子応用研究所でイオンビームを照射しました。それ以降、さらに照射又は交配を重ねて作出した多様な性質のきくの中から、理想的な花びらの色や形を持つ系統を選抜し、3品種を完成しました。

今後の予定

  1. 本品種は、花に関する各種イベントでPRし、平成30年12月頃から出荷を開始します。
  2. 生産規模を順次拡大し、平成32年度までに各品種年間5万本の出荷を目指します。

関連説明

  1. 輪ぎくの主な産地は愛知県、福岡県、沖縄県、長崎県です。愛知県は全国一の産地で、作付面積は1,058ha(全国シェア42%)、出荷本数3億7240万本(同46%)です。(平成28年産 出典:農林水産省)県内の主な産地は田原市、稲沢市、西尾市です。
  2. イオンビームとは、炭素など様々な原子のイオンを高速に加速したものです。植物に照射すると花色などの変異を効率良く引き起こすことができるため、品種改良に利用されています。輪ぎく、シクラメンをはじめとする多くの花き品目で新品種が育成されています。量研は世界に先駆けてイオンビームを利用した品種改良を進めています。

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