令和6年4月23日
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
群馬県立高崎高等学校
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長:小安 重夫)高崎量子技術基盤研究所(所長:前川 康成、以下「QST高崎研」)と群馬県立高崎高等学校(校長:佐鳥 秋彦、以下「高崎高校」)は、令和6年4月23日、将来を担う科学者等の人材育成を促進するための連携協力協定を締結しました。
前川 康成高崎量子技術基盤研究所所長(左)と佐鳥 秋彦高崎高等学校校長(右)
QST高崎研は、60年以上にわたっての我が国の量子ビーム科学研究の中核拠点として、幅広い分野での研究開発の実績を積み重ねてまいりました。近年は、量子センシングや量子コンピュータの実現に貢献する量子機能材料創製など、量子技術の基盤研究を特に強力に推進しています。
高崎高校は、明治30年に群馬県尋常中学校群馬分校として開校して以降、地域の方々の熱意と期待に支えられながら33,000名を超える人材を輩出し、平成17年度からは文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業で先進的な教育活動に取り組んでいます。
これまで両者は、QST高崎研から高崎高校のSSH事業に関する運営指導、高崎高校のOB訪問事業である「先輩、教えてください!」による交流、QST高崎サイエンスフェスタにおける高校生発表会での高崎高校生徒による研究発表等、様々な連携活動を行ってきました。
本協定を締結することで、地域の児童・生徒への科学教育の推進や科学技術の理解増進に関する取組みを共創し、将来を担う科学者等の人材育成を促進するとともに、国立研究開発法人とSSH指定校との連携のロールモデルとして、教育及び科学技術の発展に寄与することを目指します。