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量子技術基盤・量子生命拠点

拠点長ごあいさつ

伊藤拠点長量子技術は、国の「量子技術イノベーション戦略」において、経済や社会等を飛躍的・非連続的に発展させる革新技術と位置付けられています。量子技術の研究開発の推進を担う「量子技術イノベーション拠点(QIH)」の枠組みにおいて、QSTはこれまでに培ってきた量子材料・物質科学や医学・生命科学研究の実績が認められ、量子技術基盤・量子生命拠点として、「量子技術基盤」と「量子生命」の2つの拠点に指定されています。

量子技術基盤拠点」では、高度な量子機能を発揮する量子マテリアルの開発・供給、量子技術を利用・試験・評価できる環境の整備・提供、企業等に対して量子マテリアル・量子センシングなどの利用や技術支援を行うとともに、量子ビーム技術や光科学技術を駆使して量子状態の高度な観測・制御等を実現する革新的技術・デバイスの開発など、量子技術の基盤をなす研究開発や産業支援を推進していきます。

また、「量子生命拠点」では、最先端の量子技術により従来不可能であった計測・分析を実現して新たな生命科学の地平を拓こうとする「量子生命科学」を標榜し、個体から組織、細胞を観測する量子計測・センシング技術、生命機能の根幹を担う生体分子の量子状態を計測する技術を、動物実験施設と一体のものとして、医学・生命科学や医療・創薬など学術から産業に亘る幅広い分野での利活用を目指し、テストベッドの形で提供していきます。

量子技術基盤・量子生命拠点は、革新的な量子技術の創出とその応用技術開発を通じて、科学技術イノベーションをもたらすことで、平和で心豊かな人類社会の発展への貢献を目指します。

量子技術基盤・量子生命拠点 拠点長 伊藤久義

 

拠点体制

量子技術基盤・量子生命拠点では、QSTの強みである材料科学、光科学、生命・医療等に関する量子技術の有機的な連携・融合を図り、革新的な量子技術の創出とその応用技術開発を推進します。

また、量子技術イノベーション拠点(QIH)、国内外大学、研究機関、企業等、一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)等と連携して、基礎研究から技術実証、オープンイノベーション、出口戦略・知財戦略、人材育成を一元的に実施します。

量子技術基盤・量子生命拠点連携体制図