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関西光科学研究所 | トピックス:日本IDDMネットワーク研究助成金の贈呈式を開催しました(令和元年12月10日)

掲載日:2019年12月23日更新
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関西光科学研究所 >> トピックス >> 日本IDDMネットワーク研究助成金の贈呈式を開催しました(令和元年12月10日)

 

トピックス

日本IDDMネットワーク研究助成金の贈呈式を開催しました(令和元年12月10日)

 

光量子科学研究部レーザー医療応用研究グループ(グループリーダー:山川考一)が進める「針を刺す必要のない血糖値センサー」の開発に対して、全国の1型糖尿病患者・家族を支援する認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(佐賀県佐賀市)様より、研究助成金2,500万円を賜ることになり、贈呈式を行いました。

1型糖尿病患者・家族が中心となって運営する日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで66件、3億5,000万円の研究費助成を行っておられます。(※本件の研究費助成を含みます)
この基金は、患者・家族自らが「不治の病を治る病にする」「不可能を可能にする」挑戦に賛同いただいた方々からの同法人への直接の寄付並びに“佐賀県庁への「日本IDDMネットワーク指定」ふるさと納税”など、日本全国の方々からのご支援で成り立っています。

関西光科学研究所で行われた贈呈式では、日本IDDMネットワークからは井上龍夫理事長が、関西光科学研究所からは河内哲哉所長、山川考一グループリーダーが列席し、井上理事長から山川グループリーダーに対して、研究助成の目録の贈呈が行われました。

関西光科学研究所では、今回、ふるさと納税などを通じて寄せられた多くの皆様からのご期待にお応えできるよう、糖尿病患者の方々の採血にかかる負担を軽減する非侵襲血糖値センサーの一日も早い実用化を目指していきます。

日本IDDMネットワークの概要(日本IDDMネットワークHPより抜粋)
1型糖尿病患者・家族が中心となって運営する私たち日本IDDMネットワークは、インスリン補充が必須な患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しています。その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根絶+予防)”です。

助成研究の概要
30年近くにわたり世界中の多くの研究機関や企業などで各種の非侵襲光血糖計測技術が研究されてきましたが、いまだに実用化に至っていません。量研は最先端の固体レーザー技術と光パラメトリック発振技術を融合することにより、従来の光源と比較して、約10億倍の明るさの高輝度中赤外レーザーの開発に成功しました。これからレーザー光源のさらなる小型化開発を進め、モバイル型の装置を実現します。これによって、いつでもどこでも簡単に血糖値をチェックすることができるようになり、1型糖尿病患者の質の高い健康管理が実現できると考えています。

日本IDDMネットワーク研究助成金贈呈式の様子
左から、井上理事長、山川グループリーダー、河内所長

 

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