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QST革新プロジェクト

QST革新プロジェクトとは

理事長直轄によるバーチャル組織で、QSTで創出した研究成果を最大限に活用しつつ、社会実装に向け、理事長が特に指定した 研究開発を計画的に推進する研究技術開発制度です。

量子メス研究プロジェクト

「がん死ゼロ健康長寿社会の実現」を目指して働きながら治療でき、切らずに治す量子メスを開発する

QSTでは、これまで25年以上にわたり重粒子線がん治療の研究と12,000人を超える患者の治療に取り組んできました。その結果、骨軟部や頭頸部腫瘍、前立腺がん、局所進行性膵がん、肝臓がん、肝内胆管がん、大腸がん術後再発、子宮頸部腺がんが保険適用となり、当初は6週間だった治療照射を肺がんでは1日に短期化して生活の質(QOL)を向上させるなどの成果を上げてきました。

治療実績が認められ、重粒子線がん治療施設は国内外に拡がり、日本では6施設で合わせて年間約3,600人の治療が行われています。しかし、その人数は、1年間に日本で新にがん患者となる人の0.4%、世界に目を向ければ0.02%に過ぎません。

「適応となる全てのがんの治療効果を高め、もっと多くの患者に届けたい」

そのためには、高度な治療ができる小型の重粒子線治療装置『量子メス』が必要です。QSTは、量子ビームによる腫瘍除去手術になぞらえて名付けた『量子メス』の開発を通じて、がん死ゼロ健康長寿社会の実現に貢献していきます。

量子メス研究プロジェクトに関する詳しい内容はこちらからご確認ください。

量子メス