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核融合エネルギーシンポジウム

掲載日:2018年12月26日更新
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核融合エネルギーシンポジウムでの講演内容

演題:「核融合研究開発の人類史上の意義」

<講演内容要旨>

  • 21世紀は多様性爆発の世紀:科学技術による「調和ある多様性の創造」による異文化理解・尊重が
    重要である。
  • ITER核融合計画は「調和ある多様性の創造」を具現化したものであり、エネルギー問題解決という
    観点はもちろんのこと、人類史上の観点からも大きな意義がある。
  • 人類の歴史は一次エネルギー革命の歴史でもある。
  • エネルギー枯渇は文明の崩壊やエネルギー革命を誘導する。
  • 科学と技術が融合したことによる科学技術革命によりエネルギー消費も爆発的に増加する。
  • 化石燃料の枯渇と地球温暖化問題は緊急の課題である。
  • 一次エネルギーの大転換期を迎えている。
  • 核融合発電は化石燃料や再生可能エネルギーとは異なり太陽エネルギーに依存しない異次元の
    1次エネルギーである。その上で、量研・QSTは以下のことを目指している。
    1. ITER計画やBA活動を介して、核融合研究開発を推進する。
    2. 水素貯蔵材料、リチウム回収技術、次世代燃料電池膜などの研究開発により2次エネルギーの発展
      に貢献する。
    3. 国際共同プロジェクトである核融合研究開発や次世代材料開発により、エネルギー問題の解決は
      もちろんのこと、「調和ある多様性の創造」に貢献することにより、多様性爆発の世紀を乗り越え
      人類の未来を切り開く。