VOL.19 日立工業高校二年生の見学
10月も半ばになり、ほのかなきんもくせいの香りや飛び交う赤トンボに秋の訪れを感じます。今回見学に訪れたのは、地元の元気はつらつ高校生、日立工業高校電気科34名の生徒さんたちです。(文科省指定「原子力・エネルギー人材育成推進事業」の一環)
核融合についての講義
まず核融合についての説明から始まりました。研究員さんの質問を交えながらの講演は、普段の学校の授業風景と変わりませんね。ときどき笑い声も聞こえ、研究員さんも生徒さんも楽しんでいたのがとても印象的でした。
中性粒子加熱研究施設見学
女性の研究員さんに、みんな心なしか緊張のご様子。中性粒子入射加熱装置の原理は、アニメに出てくるロボットに例えられているなどの説明をした時、みんなの目がいつもより興味深く輝いて見えたのは、やっぱり男の子の憧れだからでしょうか。ちなみにカナは魔法使いに憧れていますよ!
JT-60中央制御室見学
最後にJT-60中央制御室へ。中に入ると“おお!”と何とも高校生らしい反応を見せていました。残念ながら8月29日の実験を最後にJT-60は運転を終了してしまいましたが、当時のビデオを流して実際の実験を再現。みんな画面に釘付けでした。
今回レポートして思ったことは、勉強も楽しんでやることが大事なんだな、ということでした。本と“にらめっこ”をしているよりも、実際に目で見て質問して、アクティブに学ぶことも理解への近道なのかもしれません。学んで楽しんで、もっと核融合を知りたい!と思ってくれたらカナはとても嬉しいです。