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那珂フュージョン科学技術研究所

那珂核融合研究所_カナちゃんの那珂研レポート09

掲載日:2018年12月26日更新
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Vol.9 那珂第四中学校の一年生の見学

5月11日、少し風が強いけどさわやかな風が吹く陽気。
今日は那珂第四中学校の一年生のみんなが見学に訪れました。

今回はその見学の様子をレポートしてきました。

4クラス毎に別れて展示館、制御棟のJT-60ブース、付属実験棟、事務の現場、管理棟と4つの施設を順番に回りました。

展示館の見学

那珂市の地図、核融合発電の原理のパネル
那珂市の地図、核融合発電の原理のパネルの画像1那珂市の地図、核融合発電の原理のパネルの画像2

制御棟

制御棟ロビーでの研究員さんの説明と真空容器の模型前にて。
制御棟ロビーでの研究員さんの説明と真空容器の模型前にての画像1制御棟ロビーでの研究員さんの説明と真空容器の模型前にての画像2

付属実験棟:氷の実験と赤外線サーモグラフィ

氷の実験の様子とダイヤモンド
氷の実験の様子とダイヤモンドの画像1氷の実験の様子とダイヤモンドの画像2

氷の実験は、前に中学生が見学に訪れた時(Vol.5)に紹介しましたが、500円玉よりもちょっと大きい円形のダイヤモンドで氷を切る実験です。
なぜ氷が切れるのかを研究員さんが説明してくれました。

『ダイヤモンドは鉛筆の芯と同じ物質で、炭素からできています。ダイヤモンドというとキラキラ光るものを想像するかもしれませんが、この黒い固まりもダイヤモンドなんです。普通、宝石などに使われるダイヤモンドは不純物が入っていないのでキラキラしています。
このダイヤモンドには少し不純物が入ってしまっているために真っ黒な色をしています。
そして、ダイヤモンドというのは熱が伝わるのがとてもはやいんです。
なので、手でこのダイヤモンドを持ってこのように氷に押し当てると、氷が切れる。というわけなんです。』

『ホントだ!氷を切るととてもダイヤモンドが冷たくなる!!不思議!!!』
みんな夢中で実験に取り組んでいました!

赤外線サーモグラフィの実験
赤外線サーモグラフィの実験の画像

もう一つはサーモグラフィという機械で赤外線を使って温度を調べる実験です。
モニタには、温度で色分けされた映像が映し出されます。
この日はちょっと暑かったせいかみんなの顔の色は真っ赤でした。
氷も映して見てみました。真っ青にみえました。
ちなみに先生のめがねも真っ青でサングラスのようにみえました。

管理棟:図書館と現場の風景の見学

緊急時対応室と図書館の見学
緊急時対応室と図書館の見学の画像1緊急時対応室と図書館の見学の画像2

見学が終わると、お友達はバスに乗り、元気いっぱい手を振ってくれてお別れをしました。
これからみんなで公園でお昼を食べるのだそう。

今日の見学も、みんなにとって楽しい時間だったらとっても嬉しいなと思いました。