平成30年7月26日(木曜日)27日(金曜日)に立教新座中学校理科部1~3年生の28人と引率の先生3人が「放射線に関する実習と施設見学」に来所されました。立教新座中学校理科部は平成27年度より毎年夏休みに放医研で実習・見学をされています。今年は生物・医学分野の内容を中心としたプログラムを実施し、X線撮影の原理・活用、実験動物についての実習、被ばく医療施設でのホールボディカウンタ(WBC)体験、顕微授精の見学を行いました。「様々なことを知ることができ楽しかった。」「もっとたくさんの実験をしたいので3日間くらいにしてほしい。」などの感想が寄せられました。これからも一層理科に興味をもって勉強してくれることを担当スタッフ一同願っています。
研修棟での講義の様子。
夏休み中ですが、皆さん熱心に講義をきいていました。講義の最初には担当講師の中高大学時代・就職について話がありましたが、今後の参考になりましたら幸いです。
X線撮影の原理を理解するために、4種類の液体(塩化セシウム、塩化ナトリウム、水、エタノール)を使って、原子番号によるX線透過の違いを実験で体験してもらいました。
マウスの血液を電気泳動することで、マウスの種類の違いを識別することができます。研究所などで動物実験を行う際には動物の管理が必要ですが、その一環を体験してもらいました。
体内の自然放射性物質40K由来の放射線を測定する体験をしてもらいました。自身を測定することで、身の回りに自然の放射性物質が様々に存在することを実感してもらえたのではないでしょうか。
アンケートの一部紹介
実験動物研究棟での顕微授精を見学してもらいました。テレビなどで一度は目にしたことが実際に目の前で行われるのは非常に印象強かったようで、生徒さん全員が興味を持ったと回答していました。
今回の研修は、あなたにとって有意義でしたか?(回答数を%で表示)