平成30年8月6日(月曜日)~8月10日(金曜日)に「第2回 防護一般・短期課程」を開催いたしました。この研修は原子力規制庁から補助を受け実施している平成30年度原子力規制人材育成事業の一つであり、科学的・客観的に原子力規制、安全を判断・実践できる若い人材の育成を目的としています。全国から41名の大学生等の参加を得て、放射線防護、測定、管理、リスクコミュニケーションを中心に学んでいただきました。この中から1人でも多く将来の放射線/原子力規制人材が輩出されるよう、関係スタッフが一丸となり研修に当たりました。
研修開催中の正門前風景
研修期間中には研修名などの入った看板を正門前に立てています。開催時期や研修内容に合わせて、背景デザインに工夫を凝らしています。今回は、真夏のイメージで作成してみました。
講義風景
今回、技術安全部放射線安全課の岩部悠技術員が講義「放射線管理」で講師デビューしました。研修生からは「わかりやすかった」などの感想が得られ、非常に好評でした。研修生には女子学生もおり、今後、放射線管理の仕事に就く女性が増えるかもしれませんね。
実習風景
実習:「空間線量率測定」。放射線源からの距離・移動速度を変えながら空間線量を測定し、放射線/測定器の性質を学びます。この研修の特徴の一つが、『実践的に学ぶ』であり、研修5日間のうち半分近くを実習・演習が占めています。研修生からも、この研修の良い点の一つとして実習の多いことが挙げられています。
机上演習:グループワークの風景
課題(放射線事故の緊急通報)に対し、どのように対応するのかをグループで議論し、発表・全体討論を行いました。対応力・応用力・発信力を培うことが目的であり、研修の復習・応用に位置づけています。「とても勉強になった」「良い経験になった」などの意見が得られました
アンケートの一部紹介
この研修を受講して放射線関係の仕事につく気持ちや興味関心が増えましたか。