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千葉地区共通情報

「第2回 文科系学生のための防護基礎課程」を開催しました

掲載日:2018年12月26日更新
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平成30年8月20日(月曜日)~8月23日(木曜日)に「第2回 文科系学生のための防護基礎課程」を開催いたしました。この研修は原子力規制庁から補助を受け実施している平成30年度原子力規制人材育成事業の一つであり、科学的・客観的に原子力規制、安全を判断・実践できる文科系分野の若い人材の育成を目的としています。全国から26名の大学生等の参加を得て、放射線の基礎、防護、リスクコミュニケーションを中心に学んでいただきました。

研修開催中の正門前風景

研修開催中の正門前風景の画像研修期間中には研修名などの入った看板を正門前に立てています。開催時期や研修内容に合わせて、背景デザインに工夫を凝らしています。今回は、風鈴がモチーフになっています。残暑厳しい中、この看板を見て少しでも涼を感じていただければ幸いです。

講義風景

講義風景の画像講義:「原発事故の環境影響」。福島再生支援本部環境影響研究チームの府馬正一チームリーダーが講師を務めました。チェルノブイリ原発事故と東電福島原発事故の環境影響について、両者を対比させながらの解説で、研修生からは『大変面白かった』『当時の実態や、汚染の状況などを知ることができ、正しい知識として必要な内容であった』などの感想が得られました。

実習風景

実習風景の画像実習:「体表面汚染検査」。防護衣の着脱と体表面の汚染検査を学ぶ実習を行いました。研修生の皆さんにとって、テレビ等を通して目にしたことはあるものの、初めての経験であり、『貴重な経験になった』『作業員の方の大変さが分かった』などの感想が得られ、知識だけでなく、経験を通してより多くのことが学べたようです。

演習の風景

演習の風景の画像演習:「リスクコミュニケーション」。放射線に関する不安や懸念をもつ人の気持ちを理解しながら対話することを学ぶために、不安を持つ側と説明する側に分かれてのロールプレイをする演習を行いました。『相手からの質問を想定して準備するのはとても難しかった』『とっさに答える難しさを感じた』『やりがいのある討論、発表でした』などの感想が得られ、説明・対話の重要性と難しさを実感したようです。

アンケートの一部紹介

この研修を受講して放射線関係の仕事につく気持ちや興味関心が増えましたか。

この研修を受講して放射線関係の仕事につく気持ちや興味関心が増えましたか。?(回答数を%で表示)