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量子医学・医療部門

第21回超伝導科学技術賞を受賞しました

掲載日:2018年12月26日更新
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未踏科学技術協会 超伝導科学技術研究会の第21回超伝導科学技術賞を受賞しました

放射線医学総合研究所加速器工学部の白井敏之部長、岩田佳之室長が、第21回超伝導科学技術賞を受賞しました。

本賞は、超伝導に関係する分野の基礎研究において卓越した成果をあげて世界的なインパクトを与えた者、応用開発においてマイルスト-ンとなる高度な技術進展に寄与した者を表彰する賞です。

白井 敏之(加速器工学部・部長)、岩田 佳之(加速器工学部重粒子運転室・室長)折笠 朝史(株式会社東芝、京浜事業所機器装置部、参事)、高山 茂貴(株式会社東芝、電力・社会システム技術開発センター プラントサービス・応用技術開発部、主務)との共同受賞です。

業績名は、重粒子線がん治療用超伝導回転ガントリーの研究開発です。

粒子線がん治療では任意の方向から照射可能な回転ガントリーが望まれており、陽子線治療では既に普及が進み、近年では標準採用されるに至っています。一方、重粒子線治療向けの回転ガントリーは大型なため全く普及していませんでした。そこで、受賞者らは二極・四極磁場を同時生成可能な湾曲形状の機能結合型超伝導磁石を新たに開発し、超伝導磁石を用いていることで、従来の常伝導磁石を用いた回転ガントリー(全長25m、重量600トン)に比べて、世界で初めて小型・軽量な重粒子線がん治療用超伝導回転ガントリー(全長13m、重量300トン)の開発を成功させました。また、液体ヘリウム冷却を使用せず小型冷凍機のみで冷却する伝導冷却技術を発展させ、複雑な形状の超伝導磁石を安定に運転することにも成功しました。以上の成果は超伝導技術の医学応用を一層推進させるマイルストーンになります。

授賞式の様子
授賞式の様子(向かって右が岩田室長)

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