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公開市民講座「第五福竜丸を振り返って」を開催

掲載日:2018年12月26日更新
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公開市民講座「第五福竜丸を振り返って」を開催
昭和29年3月1日この日何があったか知っていますか?

1954年(昭和29年)3月1日、太平洋ビキニ環礁の北西部の浅瀬上で、当時世界でも最大級の熱核爆発の実験が米国により行われました。このときマグロ漁に従事していた静岡県焼津漁協所属の第五福竜丸はこの実験に遭遇し、乗組員23名が放射線に被ばくしました。この被ばくは核爆発によるものですが、広島市や長崎市における原爆とは異なり爆風や熱を伴わない放射線のみによる障害が生じました。

放射線影響学会は、第50回大会の開催を機として、放射線医学総合研究所との共催により、公開市民講座「第五福竜丸を振り返って」を下記の通り開催いたします。ここでは、53年前の当時の状況を振り返り、特に放射線影響という立場から現在の視点で検証を試みます。当時被害にあった一人で第五福竜丸の漁労長であった見崎吉男氏、この事件のあと設置された静岡大学理学部放射化学実験施設の元施設長である静岡大学名誉教授長谷川圀彦氏を招き、当時の被ばく時の状況、被ばくによる症状の発症、船の上での放射線の状況等お話し頂くことを予定しています。また社会はこの事件における放射線影響をどう見てきたかを、静岡新聞社会部の木村力氏にも解説して頂きます。各氏の講演後に全員でパネルディスカッションを行い、何が放射線影響であったのかを議論します。

日時: 2007年11月17日(土曜日)15時00分~16時30分
会場: 幕張メッセ国際会議場・2階(千葉市・美浜区)
参加料: 無料
主催: 日本放射線影響学会 第50回大会
共催: 独立行政法人 放射線医学総合研究所
演者: 元第五福竜丸漁労長:見崎 吉男
静岡大学名誉教授:長谷川 圀彦
静岡新聞記者:木村 力
放射線医学総合研究所:明石 真言
申込み: 不要、直接会場にお越し下さい。
問い合わせ先: 放射線医学総合研究所
緊急被ばく医療研究センター 被ばく医療部
043-206-3116