放医研では、平成21度原子力総合防災訓練における
緊急被ばく医療訓練を公開して実施します
平成21年12月16日
独立行政法人 放射線医学総合研究所
平成21年度原子力総合防災訓練は、茨城県東海村にある原子力発電所の事故を想定し、国(内閣官房、内閣府、原子力安全委員会、経済産業省、文部科学省ほか各省庁)、関係自治体(茨城県、東海村他)、指定公共機関(放射線医学総合研究所、ほか)などが参加し、12月21日(月曜日)~22日(火曜日)に実施されます。
国の定める三次被ばく医療機関である放射線医学総合研究所(以下、放医研)は、この原子力総合防災訓練の一環として、千葉市消防局航空隊ヘリコプターによる模擬被災者(被ばく患者)の受け入れと、緊急被ばく医療訓練を実施します。
具体的には、訓練上の被災地(茨城県東海村)から放医研まで、千葉市消防局航空隊ヘリコプターによる模擬被災者(被ばく患者)の空路搬送を行い、放医研内にある専用のヘリポートに千葉市へリコプターが着陸します。
次に、模擬被災者を放医研内にある「緊急被ばく医療施設」に救急車で搬送し、緊急被ばく医療訓練をおこないます。この訓練では以下の事を行います。
- 放射性物質の除去等の医療処置対応(放射線管理区域の設定、放射性物質の検査、放射性物質の除去、被ばく患者の創傷部などの治療)
- 被ばく線量評価(体外から全身の放射性物質の測定、被ばく患者などからの採取試料の放射線量の測定)
放医研での一連の訓練内容について、以下の通りに報道機関の皆様に公開いたします。報道機関の皆様には、多数ご参加くださるようお願いします。
放医研緊急被ばく医療訓練・公開実施概要
- 訓練実施日時:
平成21年12月22日(火曜日)9時00分~11時00分 - 公開対象施設:
- (独)放射線医学総合研究所緊急被ばく医療施設
- およびヘリポート
- 放医研の主な参加部署:
- 緊急被ばく医療研究センター
- 基盤技術センター安全・施設部
- 重粒子医科学センター病院
- 企画部
- 総務部
- 訓練実施内容:
- 模擬被災者(被ばく患者)のへリコプターによる空路搬送、搬送後の緊急被ばく医療施設への受入
- 放射性物質の除去等の医療処置対応(放射線管理区域の設定、放射性物質の検査、放射性物質の除去、被ばく患者の創傷部などの治療)
- 被ばく線量評価(体外から全身の放射性物質の測定、被ばく患者などからの採取試料の放射線量の測定)
- 本訓練取材時のお願い:
一連の訓練の取材では、予めプレス関係の皆様の立入り可能な区域を設定し、訓練実施に支障がない範囲の取材、撮影とさせて頂きます。
※当日の天候の状況により、へリコプターの空路による模擬被災者の搬送訓練のみは、取り止めになる場合もあります。予めご了承願います。 - 参考資料<平成20年の放医研・緊急被ばく医療訓練時の様子>
プレスリリースのお問い合わせ
ご意見やご質問は下記の連絡先までお問い合わせください。
国立研究開発法人 放射線医学総合研究所 企画部 広報課
Tel:043-206-3026
Fax:043-206-4062
E-mail:info@nirs.go.jp