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千葉地区共通情報

「サイエンスアゴラ2018」に出展しました

掲載日:2018年12月26日更新
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平成30年11月10日(土曜日)~11日(日曜日)に東京テレコムセンターで開催されたサイエンスアゴラ2018に、脳機能イメージング研究部 脳とこころの研究チームが、「体験!発見!こころを生み出す脳の働き」をテーマにブースを出展しました。

ブースでは、うつ病で現れる症状の一つである「注意の偏り」を、目の動きを計測して調べる認知機能テストを来場者に体験していただきました。このようなテストとPETやfMRIといった画像診断を組み合わせて、うつ病の様々な症状が、どのような脳のメカニズムで生じるかを研究していることを紹介しました。また、色々な錯覚を体験できる映像を上映し、目で見た情報と、脳が認識する情報にずれが生じると錯覚が起こるとされることなどをお話しました。

認知機能テストでは、「ネコ派かイヌ派か?」などを言い当てられた来場者が驚き、楽しむ様子が見られるとともに、研究の進展に期待を寄せる声もいただきました。錯覚の体験では、画像を見て「青と黒の縞のドレスか?白と金の縞のドレスか?どちらに見えるか?」と来場者に聞いて答えが割れると、「なぜ?」と説明を求めるだけでなく、「本当?」と来場者同士で話し合って盛り上り、実際にそのドレスを着た説明員が現れると意見交換がさらに活発に行われていました。

放医研で脳の研究をしていることが意外だという声もいただき、今回の出展を通じて、あまり知られていない放医研の研究の一面を紹介することができたのではと思います。沢山のご来場をどうもありがとうございました。

認知機能テストを体験する様子の画像
認知機能テストを体験する様子

ドレスの模様の錯覚について説明する様子の画像
ドレスの模様の錯覚について説明する様子