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大人が楽しむ科学教室 放医研シリーズ第4回を開催しました

掲載日:2018年12月26日更新
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千葉市科学館では、大人が楽しむ科学教室としてトークイベントが開催されています。放医研ではその企画の一つとして、放医研の研究をシリーズで紹介させていただいています。
平成30年度のシリーズ最終回となる第4回を、平成31年2月9日に実施し、島田 斉主幹研究員(脳機能イメージング研究部)が「脳の中はここまで見える!-認知症の超早期診断・治療・予防のお話-」をテーマに講演しました。
講演では、ひと口に認知症と言っても、症状によってアルツハイマー病、レヴィ小体病などさまざまな原因があること、その診断を早期に、客観的につける方法として、脳内の異常タンパク質であるタウを画像化するPET検査の有用性が期待されていることをお話しました。また、適度な運動や睡眠、栄養バランスの良い食事、人とのコミュニケーションや知的活動で脳に良い刺激を与えるといった「脳に良い10の習慣」など、認知症の予防に関する知見も紹介しました。
来場者からは、「タウが認知症に関わっていること、タウPETが認知症の診断に有用であることがよく分かった」「認知症の早期発見・予防のため、心身ともに健康に過ごすよう心掛けたい」と言った声をいただきました。
ご来場いただき、誠にありがとうございました。

質疑応答の様子
講演の様子